「つけてみそ」がエヴァとコラボ 庵野秀明展で限定販売 ナカモ

ボトルにいれた卓上みそ「つけてみそかけてみそ」を94年に発売した名古屋市のみそメーカー・ナカモ。「1家に1本」といわれるほどの人気商品となり、名古屋名物として多くの人に愛されている。その「つけてみそかけてみそ」が24年、「エヴァンゲリオン」と異色のコラボとなった限定商品が登場した。

名古屋市では2月10日から4月7日まで中区・栄のテレピアホールで「エヴァンゲリオン大博覧会」が実施され、さらに4月13日から6月23日まで金山駅にある金山南ビル美術館棟(旧名古屋ボストン美術館)では東海エリアで初めて「庵野秀明展」の両会場で、数量も限定して販売される。東京や大阪、福岡などで行われた大博覧会では、各会場のご当地企業とのコラボ商品を出しており、名古屋会場のコラボ商品の一つとして「つけてみそかけてみそ」に白羽の矢が立った。

限定商品は、「つけてみそかけてみそ」のイメージカラーが「紫色」であることから、エヴァンゲリオンの初号機をパッケージにデザイン。また商品には1枚オリジナルシールがついてくる。「つけてみそかけてみそ」のロゴマークとキャラクターの綾波とアスカに加え、展示会のロゴマークもデザインされている。

「めいほう鶏ちゃんの素」(ナカモ) - 食品新聞 WEB版(食品新聞社)
「めいほう鶏ちゃんの素」(ナカモ)

一方、ナカモでは、東海3県の町おこしを応援するためB―1グランプリ公認商品を展開しており、4月1日から新しく「めいほう鶏ちゃんの素」を発売。愛知の「瀬戸焼きそばの素」、三重の「亀山みそ焼きうどんの素」に続く第3弾。岐阜県郡上市でご当地グルメをPRしている「めいほう鶏ちゃん研究会」が監修。米みそをベースににんにく、豆板醤などをブレンドし、ごはんが進む味付けに仕上がる。

さらに23年に発売した手軽に使える食べるみそ「たべてみそ ざく切り生しょうが」をリニューアル。国産の刻み生姜を使用し、こうじみそと白みそをブレンド。人気商品をさらに訴求するためパッケージに料理の写真を配置し、おすすめの使い方を提案している。

ナカモの杉本達哉社長は「みその伝統を守りつつ、みそを使った加工品で幅広い分野から食卓を支える存在になりたい」と話す。