カルビーは17日、栃木県宇都宮市に新研究棟の建設を計画していることを明らかにした。2月に着工開始し、2025年春の稼働開始を予定している。
新規領域での事業拡大が目的。新研究棟の稼働により研究力の強化、外部との連携・協働によるシナジー創出を加速させる。
今回の施工では、研究エリアを拡張し、基礎研究・機能研究・品質研究の各機能強化を図る。
研究エリアと開発エリアの中心には交流スペースを設け、カルビー社内メンバーに加えて、外部の大学や研究機関、民間企業との交流を促進し、より濃密なコミュニケーションのもとでの研究開発を推進する。
加えて、研究開発者が業務内容に合わせて最適な時間と場所を自律的に選択する働き方を実現することで、生産性および従業員満足度の向上を図る。
カルビーグループは、新規領域として、ばれいしょや甘しょ、豆などの基礎研究や、腸内フローラ、睡眠といった分野で研究を推進している。
「これからも人々の健やかなくらしに貢献すべく、研究基盤を強化するとともに研究開発人財の確保・育成を進めていく」(カルビー)とコメントする。