マルコメは3月上旬から、同社初となる植物性発酵飲料「プラス糀 米糀ミルク」を発売する。乳製品市場では、動物性ミルク×無発酵の牛乳、動物性ミルク×発酵のヨーグルト飲料、植物性ミルク×無発酵の豆乳、アーモンドミルク、オーツミルクなど多彩な商品が展開されている。同社は植物性ミルク×発酵に位置付けられる「プラス糀 米糀ミルク」で新ジャンルを開拓する。
乳製品と類似する製造工程を経て、なめらかで飲みやすい味を実現。一方、糖化工程では米糀の酵素などを制御することで糀甘酒より甘さを抑えた。使い勝手のよい植物性ミルクだ。乳成分や大豆といったアレルゲン(特定原材料等28品目)を含まず、乳糖不耐の人も安心して飲める。
成分には、米由来のビタミンEと糀由来のエルゴチオネイン(希少アミノ酸の一種)が含まれ、いずれも抗酸化作用で注目されている。同社の発酵技術で、おいしさと栄養価にこだわった植物性ミルクに仕上げた。LL紙パックの200㎖、1千㎖の2品を発売する。
今回、スナップディッシュ協力のもと、同アプリのユーザーを対象に発売前の「米糀ミルク」でテストモニターを実施した。「とても思う」と「まあ思う」を足した最多回答は「健康に良さそう」で97%、次いで「新しい味である」85%、「飲みやすい」82%という結果になった。
また、他者推奨意向の値は発売前にもかかわらず9となった。