7.9 C
Tokyo
10.5 C
Osaka
2026 / 02 / 17 火曜日
ログイン
English
農水畜産業ナッツ・ドライフルーツ供給難強まるレーズン カリフォルニア産8%減 トルコも大減産で高値一色に
KNOWLEDGE WORK 20260303

供給難強まるレーズン カリフォルニア産8%減 トルコも大減産で高値一色に

レーズンの供給量が世界的に低迷している。

最大産地の米カリフォルニアでは、今期(23年8月~24年7月)のレーズン生産量は前期比約8%減の16万6千530st(ショート・トン=約15万1千t)となる見通し。前期からの繰入れ在庫量は約6万3千stと、新物が出回るまでの需要をカバーするには不足している。

19年に25万stあった同州の生産量は翌年の大減産以降、4年連続で20万stを割る歴史的低水準が続く。

大きな背景となっているのが、ナッツ類などへの転作などを背景にこの20年ほど進んできた作付面積の縮小だ。00年に11万3千haあった作付面積は激減し、現在は約3万5千700ha。昨年に比べても3割近く減っている。近年の生産コスト上昇から、レーズン農家では生産の縮小・撤退が相次いでいる模様だ。

日本市場では、カリフォルニア産は供給量低迷による相場高と円安のダブルパンチで価格高騰が続く。今期の減産でこれに拍車がかかりそうだ。

米国産の高騰を背景に、製パン大手などではより安価なトルコ産レーズンに原料を切り替える動きがここ5年ほど続いてきた。17年の輸入量シェアは米国産が89%、トルコ産は5%だったが、差は徐々に縮小。昨年にはそれぞれ74%、20%となった。

トルコ産は安定した供給量とともに、長期にわたり続くリラ安も追い風。「あらゆる原材料が値上がりするなかで、例外なく安い代替原料を探す動きが出てきている。それがレーズンの場合はトルコ産ということになる」(輸入関係者)。

ただ今年のトルコ産は、悪天候や病害の影響から記録的な大減産となる予想。品質も低下が見込まれている。現地からのオファー価格も、昨年の新物に比べて大幅に上昇。米国産とともに相場の先高観が強まってきた。

関連記事

インタビュー特集

学生が育てるアーモンドの木 明日の社会へ価値循環 デルタインターナショナル×キャンポスブラザーズ

アーモンドの世界的産地である米カリフォルニア州でも、トップクラスの供給量を誇るキャンポスブラザーズ社。日本の販売総代理店を務めるデルタインターナショナルでは、学生の手でアーモンドの木を育てて商品化することを目指す玉川大学の...

原点は休憩中に見上げたキウイ 全国で食材発掘、生産者と企業つなぐ サッポロビールの地域創生事業

 明治9年(1876年)、北海道で新たな産業を興すべく設立された「開拓使麦酒醸造所」をルーツとするサッポロビール。創業150周年を迎える今も、その“開拓”の精神は息づく。ビール会社としての枠にとらわれない発想力を武器に、事業領域拡張の最前線で奮闘する人物に迫った。一次産業を担う各地の生産者と企業のバイヤーをつなぎ、農林水産物の需要創出をサポートするサッポロビールの地域創生事業。その原点は、外食企業のコンサルティングを手がける部署で九州の拠点に配属されていた、一人の担当者のひらめきだった。

カキ養殖の展望を聞く〈前編〉 “殻付き”市場拡大 環境変化と効率化に対応 シーパジャパン・吉本剛宏社長

瀬戸内海で養殖カキが甚大な被害を受け、生鮮市場だけでなく加工メーカーや流通にも影響が及んでいる。こうした中、従来の養殖方法とは異なるシングルシード養殖法が注目されている。

繋げる、繋げる、繋げる たこ焼きコミュニケーション足掛かりに TKO・木本武宏さんが次のフェーズへ

STUDIO TAMUROはお笑いコンビ「TKO」木本武宏さんの活動拠点。木下さんの実妹・大岡真裕美さんが代表を務める「オフィスTAMURO」が運営し、トークライブや、YouTube番組作成スタジオとして利用してきた。昨年5月からは新たな活動として、毎月3日だけ営業する「たこ焼き店」がスタートした。

SST=“サミットの仕事が楽しい”へ 新たな競争軸を作る 服部哲也社長

――中期経営計画の進捗はいかがですか。― 服部 「良い×強い=最強」という言葉を掲げた中期経営計画「頂(イタダキ)2025」は、最終年度を1年延長して26年度までとした。