大阪府食品卸同業会は8月22日、正会員向けの第1回勉強会を伊藤忠食品(大阪市)で実施した。会員企業の社員教育の一環として初めて開催。
今回は生協で食品統括部長や店長の経歴を持つ、伊藤忠食品リテール本部DK運営部の新井達也部長代行が講師を務め、「食品卸におけるリテールサポートのあり方」をテーマに講演を行った。
新井氏は「小売の業績を継続的に向上させるとともに、戦略的に自社の業績向上につなげるのがリテールサポートの狙いだ」と強調。
「自分の担当カテゴリーを見るだけではなく、生鮮部門とサービス部門の重要性を知ることによって、より良い提案ができる」「本部は平均単価のアップ、店舗は売上のアップをそれぞれ求めている。本部と現場の求めていることは違う。この視点が大事」など、経験に基づいた具体的な話に参加者は熱心に耳を傾けていた。