11.6 C
Tokyo
11 C
Osaka
2025 / 12 / 05 金曜日
ログイン
English
農水畜産業食肉「ITO WAGYU」輸出拡大へ ビーフパックセンター新設 サンキョーミート

「ITO WAGYU」輸出拡大へ ビーフパックセンター新設 サンキョーミート

伊藤ハム米久ホールディングスの子会社で、グループの輸出向け牛肉生産事業の中核を担うサンキョーミートは鹿児島県志布志市の同社敷地内に「ビーフパックセンター」を新設した。これによりスライス品など加工形態が増え、輸出専用オリジナルブランド和牛「ITO WAGYU」のさらなる拡大や国産牛肉の国内向け産地パック需要増加に対応していく。

サンキョーミートは、南九州地区で、3拠点4工場体制で牛肉、豚肉の処理・カット、食肉加工品の製造・販売を行っており、国内トップクラスの世界48の国と地域への輸出認可を有して「ITO WAGYU」を中心に輸出している。

同センターの新設により、これまでのブロック形態だけでなく、スライス形態やスキンパック包装による少量パックの商品展開が可能となったことで、輸出先国での加工作業の時間短縮や、商品ロスの削減、Eコマースなどの販売業態への拡大などが期待できる。

同社は「日本が世界に誇る農産物である和牛を世界に広めるため、欧州・米国のグループ会社の販売網も活用しながら、ITO WAGYUの輸出拡大に取り組んでいく」としている。

関連記事

インタビュー特集

日清オイリオ久野社長 価格改定の早期完遂目指す 家庭用、中長期視点で強化

日清オイリオグループの久野貴久社長は、喫緊の課題として価格改定の早期完遂と、ホームユース(家庭用油)の販売強化に取り組む方針を示した。

J-オイルミルズ春山社長 次元の異なるコスト環境 油脂、価格引き上げ急ぐ

J-オイルミルズの春山裕一郎社長執行役員CEOは、油脂のコスト環境が悪化する中で、「価格改定の浸透を急ぐ」方針をあらためて強調した。

新潟・葵酒造、2年目は自社栽培米で仕込む 「Domaine Aoi」始動 「日本酒になじみがない方にも」青木代表

「飲むことで幸せを感じられるような日本酒を提供していきたい」と話すのは葵酒造(新潟県長岡市)の青木里沙代表取締役。昨年冬、JR長岡駅からほど近い場所に位置する創業160年超の旧高橋酒造から事業を引き継ぎいだ。

カゴメ次期社長 奥谷晴信氏 国内、新たな成長軸を模索 国際、M&Aも視野に成長を

カゴメの次期社長(2026年1月1日付)に内定した奥谷晴信現取締役常務執行役員(一部既報)。アジア事業カンパニーやグローバルコンシューマー事業部、国際事業本部などキャリアの多くを国際事業に携わってきたが、21年以降は国内事業でも手腕を発揮。

ウーケ 花畑佳史社長 パックごはん、第4工場が来春本格稼働 国内外に新規拡大増やす

利便性と品質向上により、年々市場を拡大するパックごはん。最近はコメ価格高騰の影響や防災食への利用増加が相まって、需要はさらに伸びている。