種清 第五次中計発表 売上高目標780億円

種清は25年を最終年度とする第五次中期経営計画「Change&Challenge2025(変化と挑戦)」を策定した。

スローガンに「何事も持続可能な貢献で未来見据えた卸目指して」を掲げ、今期単体での目標を売上高745億円、経常利益3億円とした。すでにスタートしている今期は、新規獲得もあり13%増と好調に推移している。

広瀬弘幸代表取締役社長は新中計について「環境の変化を見据えて経営体質を強化するとともに、グループ各事業の機能を融合し、パートナー企業や外部企業との協業により、将来に向けた新たなビジネスモデルの構築を目指し、最終年度の売上高780億円、経常利益4億円を目指す」と意気込みを語った。

重点施策は3つ。

①新たな商流への挑戦、地域密着型営業の進化=営業戦略展開による売上拡大・収益確保、収益確保を高める商品の品揃えや交渉力の強化、リテールサポート機能・商品開発の強化。

②物流基盤の再構築、情報システムの安全・安定運営の強化=継続的改善要求事項の達成(物流コストの抑制、倉庫欠品率の削減、商品廃棄の削減など)、サイバーセキュリティ―対策強化やバックアップの再構築。

③経営基盤の強化、採用計画の促進と人材基盤の強化=事業活動と社員構成を見据えた採用計画の推進、今の時代に合った人材育成による人材基盤の強化。

なお、前期23年3月期は、顧客密着型の営業活動や新規取引先の開拓などが奏功し、売上高8.9%増の724億円、経常利益約2億円の増収増益で着地した。