逆光線(コラム)子ども減り消える街の活気

子ども減り消える街の活気

先日、都心のターミナル駅から4~5駅先の町に行くことがあった。評判の町中華が目当てで、着いたのは夕方6時過ぎ。縁あって30年ほど前よく来た商店街だが、多くの人が行き交い賑わいに溢れていた姿は一変していた。

▼開いている店は賞味期限がなく腐る心配がない服を扱う洋品店だけという地方都市のシャッター通りは見慣れたものとなったが、慣れ親しんだ商店街が寂寥感漂う町になっているとは思いもしなかった。さすがに洋品店以外にも店は開いていたが、大半はチェーン展開の飲食店だ。

▼昨年の日本の人口はおよそ1億2千万人台、高度成長期ただなかの昭和44年は1億200万人台で、活気に溢れ希望に輝いていた頃より今の方が2千万人ほど人の数は多い。人口減少時代と騒がれているのは、あくまでもピークの平成20年と比べてのこと。

▼ただ、昭和44年の小中学生は1千400万人強、昨年は930万人強で500万人ほど減っている。町の活気と賑わいは、子ども達の笑い声と彼らを必死になって育てる両親の経済活動が作り出すものだったかもしれない。

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