東三河の食が一堂に イオンスタイル新豊川で初の大型催事

イオンリテール東海カンパニーは6月16日から18日までの3日間、今年4月にオープンしたばかりの「イオンスタイル新豊川」で初の大型催事「ほの国 東三河マルシェ」を開催した。

イオンは東三河エリアの8市町村で構成する東三河広域連合と12年に基本合意書を締結し、東三河の特産品の販売や観光地を紹介するフェアを東海エリアで実施してきた。今回はイオンモール豊川が東三河の伝統・文化の発信のため17日と18日に「東三河大文化祭」を企画。愛知県内でも農産、畜産などが盛んな東三河エリアの食をPRしようとイオンリテール東海カンパニーでも特産品約350品目を販売するマルシェを実施した。

豊川市の工場で醤油などを製造している『イチビキ』は、通販限定など普段の買い物では手に入らない商品を特別に用意。国産原料のみを使用し旨味が強くまろやかな味わいの醤油「極醸」などを並べた。

三河エリアのソウルフード「ポンポコラーメン」を展開する『山本製粉』は、人気の袋麺をはじめ、10食入りの生麺をお得な価格で販売。酒類では、豊橋市の『福井酒造』が数量限定で生産した「白馬(しろうま)」を用意。愛知県産のコシヒカリを使い、とろみがあり、米の甘さを感じつつ後味はすっきりとした仕上がり。

アジアのフェアトレードのコーヒー豆を販売している『てんとコーヒー』では、東ティモールやインドネシアなどのコーヒー豆を並べた。「アジアで作られるコーヒー豆は気候などの影響でお茶のような香りがあり、日本人に好まれる味」という。

イオンリテールでは、コロナが5類に移行したことでイベントや試食を再開しており、来店客の増加につなげたい考え。