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縮小する中元ギフト 物価上昇で贈り手・貰い手ともに「遠慮」の気持ち AGFの勝算とは?

味の素AGFは、中元ギフトが近年、縮小傾向にある中、近しい間柄への贈答が維持されていることに勝算を見込む。5月17日発表した武岡正樹常務執行役員は「コロナ禍も収束に向かい、今後ますます交流する機会が増えていく中で、大切な人に感謝の気持ちを伝えるギフトは今後大事な役割を果たしていくと捉えている」と語る。

山本倫子コンシューマービジネス部マーケティング第3グループ長は、中元ギフト市場を取り巻く環境について、物価上昇で経済負担が増加する中、贈り手・貰い手ともに遠慮の気持ちが発生していると指摘する。

「贈り手はもちろん、貰い手にも遠慮の気持ちが発生していると捉えている。先日も電気料金のさらなる値上げが発表され、今夏については、さらに贈答中止・減少への影響が強くなると見込んでいる」と続ける。

このような厳しい環境下で、近しい間柄への贈答が維持されていることや外出制限緩和による人流回復に期待を寄せる。

「近しい間柄への贈答では、特に親から子に贈るといったことがコロナ禍以前の19年度比でみても大きく伸びている。直近は生活支援といったことを含めて気持ちで贈るギフトが増えていると捉えている。ゴールデンウイークについても人流がかなり回復したという情報があり、今中元でも店頭への戻りはある程度ある」との見方を示す。

AGFは引き続き、中元ギフトで季節感・プレミアム・パーソナル・環境をキーワードに掲げて、特別感やバラエティ感に磨きをかけ付加価値を追求していく。

味の素AGFの主力ギフト
味の素AGFの主力ギフト

コーヒーギフト市場に向けては、お得感のあるバラエティギフトとして伸長する「AGFアイスコーヒーバラエティギフト」をリニューアル発売。詰め合わせアイテムの「ちょっと贅沢な珈琲店」ボトルコーヒーを計2種類に拡充し、「紅茶物語」ボトルティーの本数を計4本に増やした。

本格コーヒーニーズの高まりを受けた動きには「ちょっと贅沢な珈琲店」ゲーブルコーヒーで対応する。「昨年新発売して、かなり多くのお客様からご支持をいただいた。22年中元(4-8月)ゲーブル・ブラック市場は当社のギフトが牽引してPOS実績で前年同期比156%となった」と振り返る。

そのほか、コーヒーギフトではAGF「ブレンディ」ポーションアソートギフトや「森彦の時間」ドリップコーヒーギフトを強化していく。

調味料・食用油・食品ギフト市場に向けては、拡大する汎用油のギフトをおさえつつ付加価値提案を行う。

なお、前中元ギフトでは、スティックや飲料のAGFギフトが市場を上回る伸びとなりシェアを拡大し、汎用油のギフトは市場並みの好調ぶりとなった。

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