キリンビバレッジ中部圏統括本部は6月5日、尾張旭市と「紅茶を通じたにぎわい創出のための連携協力に関する協定」を締結した。小林雅敬本部長と和田秀之営業企画部長兼広報部長らが市役所を訪問し、柴田浩市長と協定締結のサインを交わした。
キリンビバレッジは、1986年に日本初のペットボトル入りの紅茶「午後の紅茶」を発売し、PET紅茶の市場を牽引してきた。一方、尾張旭市では、市民有志で設立した「尾張旭を日本一にする会」の取り組みによって11年に、日本紅茶協会がおいしい紅茶が飲める店と認定された店舗数が人口1人当たりで最も多い市として認定されている。
また、同市観光協会が主催する「紅茶フェスティバルin尾張旭」も毎年開催しており、国内の紅茶の日本一を決めるグランプリなどを行い全国から紅茶好きが集まる人気イベントとなっている。キリンビバレッジ中部圏統括本部もこれまで、イベントへ出店するなど協力を続けてきた。
この日の締結式では、小林本部長と柴田市長がそれぞれの協定書にサインをした後、午後の紅茶で乾杯し、協定締結を祝った。
柴田市長は「12年の第1回目の紅茶フェスティバルから協力いただいている。『おいしい紅茶のまち』尾張旭市を一緒に盛り上げていきたい。連携協定を結び、これからワクワクするような取り組みを進めていく」と話し、小林本部長は「『おいしい紅茶のまち』を広げていきたいという思いを感じ、協力していこうと思った。紅茶はまだまだ可能性のあるカテゴリ。協定締結の第1弾としてキャンペーンを企画した。今後も尾張旭市のブランドの知名度アップに協力していく」と話した。
キャンペーンは6月6日から8月3日まで。午後の紅茶シリーズを含む1千円以上のレシートで応募でき、抽選で名鉄グランドホテルのティーパーティに招待するほか、尾張旭でブレンドした「尾張旭TEA4種セット」などをプレゼントする。