2.2 C
Tokyo
2.8 C
Osaka
2026 / 01 / 30 金曜日
ログイン
English
トップニュース氷糖商戦2023幕開け 青梅、質・量とも平年超え 2年ぶり氷糖活況に手応え

氷糖商戦2023幕開け 青梅、質・量とも平年超え 2年ぶり氷糖活況に手応え

青梅が5月終盤から市場に出回り始め、2023年氷糖商戦が本格的にスタートした。今年は和歌山・群馬など梅の主要産地で降雨量に恵まれ、梅酒・梅シロップ漬けに適した大玉の青梅が一斉に店頭に並ぶ見通しだ。量販店の催事コーナーの展開時期ともピタリと一致。今年の氷糖商戦は、盛り上がりに欠けた昨年から一転し2年ぶりの活況が期待されている。氷糖メーカー各社は、一昨年に記録した氷糖出荷1万5千tの大台回復に向け手応えを感じ始めている。

氷糖商戦は例年、西日本・東日本では6月、東北では7月まで続く。家庭向け氷糖需要のほとんどが5月終盤から6月中旬までの時期に集中する超短期決戦だ。昨年は5月の降雨量が少なかったことで梅の実太りが遅く、大玉の青梅出荷が後ろ倒しとなったほか、群馬では雹(ひょう)被害が発生。東日本中心に氷糖出荷に急ブレーキがかかり「西高東低」の様相を呈した。2022年度の氷糖出荷実績は1万4千752tとなり、2年連続プラスとはならなかった。

今年の梅は和歌山産・群馬産とも平年より実太りが早い。出荷は両産地ともほぼ同時期で、価格は1キロ900円後半から1千円程度と値ごろ感がある。5月終盤から市場に出回り始め、6月6日「梅の日」前後にはピークを迎える見通しだ。一部では「梅干し加工用の在庫が潤沢で、青梅としての出荷に回る」との見方もあり、青梅の質・量とも今年の氷糖商戦を盛り上げる条件は揃っている。氷糖メーカー担当者も「今年はいける」と自信を深めている。

一方、ここ数年の氷糖需要は青梅の出来だけでなく、コロナ禍の巣ごもり需要に支えられた面も大きい。顧客の裾野が広がり“おうち時間”を漬け仕事で楽しむニーズが定着した。業界では、全日本氷糖工業組合を軸としたSNS発信・キャンペーンなどを通じてフルーツビネガーなど“梅に頼らない”需要の掘り起こしにも継続的に取り組んでいる。

ポストコロナで、こうした巣ごもり需要のリピートがどこまで続くか。今年の商戦の行方を左右するカギになりそうだ。

一般氷糖の出荷量推移(全日本氷糖組合調べ)
一般氷糖の出荷量推移(全日本氷糖組合調べ)

関連記事

インタビュー特集

カキ養殖の展望を聞く〈前編〉 “殻付き”市場拡大 環境変化と効率化に対応 シーパジャパン・吉本剛宏社長

瀬戸内海で養殖カキが甚大な被害を受け、生鮮市場だけでなく加工メーカーや流通にも影響が及んでいる。こうした中、従来の養殖方法とは異なるシングルシード養殖法が注目されている。

繋げる、繋げる、繋げる たこ焼きコミュニケーション足掛かりに TKO・木本武宏さんが次のフェーズへ

STUDIO TAMUROはお笑いコンビ「TKO」木本武宏さんの活動拠点。木下さんの実妹・大岡真裕美さんが代表を務める「オフィスTAMURO」が運営し、トークライブや、YouTube番組作成スタジオとして利用してきた。昨年5月からは新たな活動として、毎月3日だけ営業する「たこ焼き店」がスタートした。

SST=“サミットの仕事が楽しい”へ 新たな競争軸を作る 服部哲也社長

――中期経営計画の進捗はいかがですか。― 服部 「良い×強い=最強」という言葉を掲げた中期経営計画「頂(イタダキ)2025」は、最終年度を1年延長して26年度までとした。

食品産業センター 荒川隆理事長に聞く 「食サス」設立でサステナ課題深掘り フードサプライチェーン全体の連携で

日本の食品産業は、国内外から調達された農畜水産物を原料として、健康で豊かな生活を送るために必要な加工食品を安定的に製造・供給する産業として発展してきた。

小川珈琲、バリスタ育成とコーヒー産地での活動に先駆的に取り組みブランド力向上 基盤強固に新事業を展開 宇田吉範社長CEOが意欲

9月1日から現職の宇田吉範代表取締役社長/CEOは、バリスタとコーヒー産地での活動に先駆的に取り組み、小川珈琲のブランド力を引き上げた立役者。