ヤマエグループホールディングス(本社・福岡市博多区、網田日出人会長兼社長)は1日、食品物流を手掛けるトワード(本社・佐賀県神埼郡、友田健治社長・資本金1億円)と資本業務提携契約を締結した。なお、出資比率は明らかにしていない。ヤマエは2020年9月、同社と業務提携を締結していたが、低温物流や食品配送における協働を深化させるべく、今回の資本提携に踏み込む。
トワードはチルド食品の物流を主力に九州や関東に物流センターを設置、低温車両で輸配送している。さらに外食産業などから排出された食品残渣を回収し、完全発酵させた有機堆肥を製造・販売する食品リサイクル事業にも注力している。ヤマエグループがこれまで培ってきた食品卸売分野での顧客基盤や提案力にトワードの拠点網や鮮度管理技術などを組み合わせることで、九州エリアを中心とした低温物流における倉庫事業や配送事業の強化を目指していく意向だ。