関西外食 4月は売上半減 緊急事態解除で回復どこまで?

関西 外食 中食チェーン 2020年4月 既存店実績

関西に本社を置く外食(中食)チェーンの4月の既存店実績が出揃った。緊急事態宣言が発令された4月は営業自体できなかった店舗も多かった。居酒屋業態では全店休業した鳥貴族が前年比3.9%、マルシェが15.4%。食事メーンの業態でも4~5割減。こうしたなか王将フードサービスは以前からテイクアウトに注力していた効果などで78.3%と健闘している。

緊急事態宣言の解除を受け、今後営業再開する店舗が増加するが、売上完全回復への道のりは遠い。鳥貴族は19日から関西、東海の直営店163店舗の営業を順次再開するが、当面は22時までの短縮営業で食べ放題飲み放題プランをはじめ一部メニューの提供を中止する。また席数も減らし店員の掛け声や店内BGMの音量も絞っての営業となり、売上げがどの程度回復できるか注目される。

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