味の素は、このほど京都大学の医学研究科付属ゲノム医学センター(松田文彦センター長)の呼びかけに応え、「知的財産に関する新型コロナウイルス感染症対策支援宣言」に発起人として参画し、コロナウイルス感染症まん延の終結を目的とした診断・検査・治療・衛生管理等に関して、保有している知的財産権を開放することを決めた。
宣言は、約20社の経営者や知財責任者が発起人となっている。味の素グループの技術は、医薬品原料や医薬品等の先端医療周辺領域においても広く利用されている。期間は世界保健機関(WHO)が終結宣言を行う日までとし、今回の行為に対して一切の対価や補償を求めず、各社・組織の活動を支援する。