20 C
Tokyo
18.8 C
Osaka
2025 / 12 / 01 月曜日
ログイン
English
逆光線(コラム)近づく梅仕事の季節
2025台湾食品調達商談会 in Osaka by 台湾貿易センター

近づく梅仕事の季節

先日、3年前に漬けた梅酒をすべて飲み終えた。母の実家から送られた福井産の梅を使い、4~5L入る瓶で5本漬けた。晩酌はほぼ毎日欠かさないが、梅酒だけを飲むわけではないので、飲み干すまでにこれほどの年月を要する。

▼経験上、梅酒は3年ほど経過すると角が取れてまろやかな味わいになる。飲んでいる間は“梅仕事”の面倒を忘れてしまう。梅仕事とは、梅を収穫し、漬け、梅雨明けに干して梅干や梅酒、梅シロップなどを仕込む一連の作業を指す。

▼梅酒は不器用な私でもつくれるので、比較的簡単なのだろう。昨年は家内が梅干作りに初挑戦した。塩をふり、重石で梅酢を出し、梅酢に漬けて、ベランダで土用干しをする。食べられるものができたので初挑戦としては成功と言えるのではないか。

▼梅仕事に使う青梅の価格は当然作柄によって変わる。一大産地の和歌山では、今年1月下旬時点での平均着蕾数が南高梅で平年比84%となり、今のところはやや少ない。しかし、今後の気象変化で作柄は大きく左右される。もし豊作になったら、今年は梅酒を仕込もうか。

関連記事

インタビュー特集

日清オイリオ久野社長 価格改定の早期完遂目指す 家庭用、中長期視点で強化

日清オイリオグループの久野貴久社長は、喫緊の課題として価格改定の早期完遂と、ホームユース(家庭用油)の販売強化に取り組む方針を示した。

J-オイルミルズ春山社長 次元の異なるコスト環境 油脂、価格引き上げ急ぐ

J-オイルミルズの春山裕一郎社長執行役員CEOは、油脂のコスト環境が悪化する中で、「価格改定の浸透を急ぐ」方針をあらためて強調した。

新潟・葵酒造、2年目は自社栽培米で仕込む 「Domaine Aoi」始動 「日本酒になじみがない方にも」青木代表

「飲むことで幸せを感じられるような日本酒を提供していきたい」と話すのは葵酒造(新潟県長岡市)の青木里沙代表取締役。昨年冬、JR長岡駅からほど近い場所に位置する創業160年超の旧高橋酒造から事業を引き継ぎいだ。

カゴメ次期社長 奥谷晴信氏 国内、新たな成長軸を模索 国際、M&Aも視野に成長を

カゴメの次期社長(2026年1月1日付)に内定した奥谷晴信現取締役常務執行役員(一部既報)。アジア事業カンパニーやグローバルコンシューマー事業部、国際事業本部などキャリアの多くを国際事業に携わってきたが、21年以降は国内事業でも手腕を発揮。

ウーケ 花畑佳史社長 パックごはん、第4工場が来春本格稼働 国内外に新規拡大増やす

利便性と品質向上により、年々市場を拡大するパックごはん。最近はコメ価格高騰の影響や防災食への利用増加が相まって、需要はさらに伸びている。

〈持続可能性追求するアイルランドの食料生産〉シーフード編①大西洋の自然が育む恵み 海洋資源の保護に重点

〈持続可能性追求するアイルランドの食料生産〉シーフード編①大西洋の自然が育む恵み 海洋資源の保護に重点