6.5 C
Tokyo
12.7 C
Osaka
2025 / 12 / 24 水曜日
ログイン
English
トップニュースポプラが弁当値引き販売 「24時間」ではない強みを

ポプラが弁当値引き販売 「24時間」ではない強みを

24時間営業をめぐり、オーナーとチェーン本部とのやりとりが注目を集めているコンビニ業界。こうした中、大手チェーンに比べ24時間営業店の割合が少ないポプラは弁当の値引販売を実施する。食品ロスを削減するとともに、店舗の売上げと粗利の向上につなげる狙いだ。

同社はもともとオフィスやホテル、病院など施設内で運営する店が多く、24時間店舗の割合は32%と低い。これら営業時間の短い店では、営業後に弁当など中食のロスが発生し利益の減少を招いており、それを防ごうと発注を控えると閉店前に品薄になるという課題を抱えていた。

こうした中、同社では昨年末から10店舗で値引販売を試験的に開始。広島市役所内の店では閉店2時間前の夕方5時ごろから弁当やおむすびを値引販売したところ、人気を集め売切れるようになった。

関西の直営2店舗での実験結果によると実施前に比べ、調理パン、むすび、弁当などの合計販売額が12%伸びた。集客力も強まり、値引後でも粗利額が3%改善。今後、実施店舗を増やしながら、運用ルールを統一化する考えだ。

大竹修経営企画室長は「たとえ半額で販売しても今まで廃棄していたものを現金化し、それを利益にすることができる」と話している。また、チルド化などによる弁当の消費期限延長も進める。

関連記事

インタビュー特集

米国の認証機関として、米国輸出への総合支援に自信 認証だけでなく、企業の社会的信頼を高める仕組みづくりもサポート ペリージョンソン ホールディング(PJR) 審査登録機関

ペリージョンソン ホールディング(TEL03-5774-9510)は、ISO認証、ビジネスコンサルティング、教育・研修事業を通して顧客のサステナビリティ活動の普及に尽力。

国際的情報豊富な感覚で審査を展開 細分化したフードセクターに精通した審査員多数 SGSジャパン(SGS) 審査登録機関

SGSはスイス・ジュネーブに本拠を置き、試験・検査・認証機関としては世界最大級の規模である。世界115カ国以上に2500以上の事務所と試験所を有し、各産業分野における検査や試験、公的機関により定められた規格の認証などを行っている検査・検証・試験認証のリーディングカンパニーである。

キンレイ「鍋焼うどん」、さらにおいしく進化 自社工場でかつお節を削り出した理由とは 50年のこだわり脈々と

キンレイの冷凍具付き麺「お水がいらない」シリーズが販売好調だ。2010年に立ち上げ、昨24年までに累計2億食以上を販売している。

日本酒「獺祭」輸出4割増 「海外トップブランドが強み」桜井社長

清酒「獺祭」の輸出が世界各国で伸びている。前9月期は総売上高213億円(前年比9%増)のうち、輸出実績(未納税含まず)は79億円、実に4割増だった。

日清オイリオ久野社長 価格改定の早期完遂目指す 家庭用、中長期視点で強化

日清オイリオグループの久野貴久社長は、喫緊の課題として価格改定の早期完遂と、ホームユース(家庭用油)の販売強化に取り組む方針を示した。