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イオン物流改革、最新自動化モデルセンター まいばす専用「川口東XD」稼働 業界初、店舗別に混載パレタイズロボット

 イオンは、物流構造改革の次世代自動化モデルセンターとなる「イオン川口東XD」(埼玉県川口市)がこのほど本稼働した。提携するMujin社の協力でフィジカルAI技術を全面的に活用し、入出荷作業をリアルタイムで最適化しながら大部分を自動化した。小売物流初で出荷店舗別の「混載パレタイズロボット」を導入するなど生産性の向上も追求。入荷から出荷に関わる作業のうち80%の自動化を目指す。

 同社ブル―プは前回の物流改革(2000年代前半)から25年以上が経過し、事業規模は3倍以上に成長、人手不足も深刻化していた。24年から物流構造改革に着手。設備やシステムの更新に加え、省人化・DX設備の導入を加速させている。

 10月29日、報道関係者に「イオン川口東XD」を披露した。3年前にイオン、イオングローバルSCM、Mujinの3社でパートナーシップを締結し共同開発したもの。新施設で1日当たりの省人化効果は39人に達する。

 首都圏の小型店「まいばすけっと」専用で商品供給している。25年12月に低温度帯、今年7月に常温度帯の設備が稼働。現在は約200店舗に対応しているが、さらに2~3倍の能力を有する。

 最新設備は常温度帯エリアに導入。注目は業界初導入となる「混載パレタイズロボット」だ。6台を有し、店舗別に出荷するカートラックに大きさや重量が異なる商品の段ボールをすき間なく積み上げる(写真)。人手に比べて生産性は3~4倍アップしたという。

荷物が詰まったラック
荷物が詰まったラック

 一般的なスーパーに比べて小ロット・多品種が求められるミニスーパーに向くシステムだ。

 入荷時の仕分けも大幅に自動化。ケース品は5台の「混載デパレタイズロボット」がスムーズに荷下ろしする。段ボールのサイズや種類が異なる場合でも、カメラで検知し最適な動作で行う。

ピース品(バラ発注等)のピッキングには82台のAGV(無人搬送車)が活躍。カゴを載せたAGVが必要な商品棚まで移動するため、作業員の歩行負担が大幅に低減した。

 今後に向け、イオングローバルSCMの山本浩喜社長は最新モデルの横展開を想定しつつ、「イオンは様々な店舗形態を持つ。地域の特性に応じてセンターの構造も変えていく」とした。

イオングローバルSCMの山本浩喜社長(右から2人目)
イオングローバルSCMの山本浩喜社長(右から2人目)

〈イオン川口東XD〉所在地=埼玉県川口市安行領家810―2▽貸借面積=3万3601㎡、車両接車バース=51台▽在庫物量=最大保管数約6700パレット。

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