日本スナック・シリアルフーズ協会は、シリアルの消費振興へ企業や業界の垣根超えて共創に取り組んでいる。
10月17日、豊洲公園(東京都江東区)で開催された「ミルクフェス in 豊洲 2026」(Jミルク主催)への参加もその一環。カルビー・日清シスコ・日本ケロッグ合同会社・日本食品製造合資会社の会員企業4社が共同でブースを出展した。

この日、取材に応じた日本スナック・シリアルフーズ協会の岩片弘信専務理事は「牛乳はシリアルのパートナーであると考えており、牛乳の消費促進を含めて、一緒に牛乳とシリアルを宣伝していくことで双方の需要が高まってくる」と語る。
「ミルクフェス」では、メーカーや団体など27ブースが出展し、47都道府県の牛乳の中での2種類の飲み比べや本物の乳牛のお披露目など多彩な企画が実施された。

日本乳業協会との共同ブース(キッチンカー)では牛乳・ヨーグルトとともに様々な種類のシリアルの試食が行われ、試食数は、昨年の1200食を上回る2000食を用意した。
「今年も日本乳業協会さまとのコラボブースを設けた。試食は昨年あっという間になくなってしまったことから2000食に増やした」という。
今年は、シリアルの一層の理解促進を目的にブースやミニステージでシリアルや乳製品に関するクイズを取り入れながら、試食とシリアルのサンプリングを連動させて来場者にコミュニケーションした。
この連動について「今年は食べていただくだけには留まらず、シリアルがどういった商品なのか、牛乳やヨーグルトと食べ合わせることにより、いかに栄養バランスの改善に役立つかという商品知識と、おいしさの双方を知っていただこうと考えた」と説明する。
配布したシリアルのサンプルは2000食に上る。
日本スナック・シリアルフーズ協会のブースでは会員企業4社の商品やシリアルにまつわるパネルを展示。

ミニステージでは、企画の1つとして、クイズに答えるとシリアルがプレゼントされる「ミルク・シリアルクイズ大会」が午前と午後の2回実施された。
「ミルクフェス」の来場者数は昨年の約3万人を上回ったとみられる。
日本スナック・シリアルフーズ協会は昨年、「ミルクフェス」に初参加した。
初参加の手応えについて、岩片専務理事は「目に見えたものはないが、販売数量の維持に貢献できたのかもしれない。シリアル市場は現在、数量的に少し伸び悩んでいる。価格改定による単価アップで販売金額は前年を超えているものの、数量は微増か横ばいで推移している。一生懸命PRしていかないと落ちる一方であるのを、今の段階ではそれを食い止めている感じがする」と述べる。
課題は小さい頃の喫食経験が少ないとみられる40代以降の男性の獲得。「特に男性は高齢になるほどシリアルの需要が低く、この方々の需要の掘り起こしが重要」とみている。
日本スナック・シリアルフーズ協会では共創による消費振興を推進すべく、昨年、ホームページを刷新し広報企画委員会を設置した。
ホームページではトップページに会員企業のサムネイルを2か月に1回のローテーションで3社掲載。「お互いに切磋琢磨しながら、お互いの能力を発揮しながら業界全体を盛り上げていきたい」と意欲を示す。
