加藤産業は16~18の3日間、神戸国際展示場で「グループ総合食品展示会」を開催。メーカー462社(常温174社、低温123社、酒類123社、菓子42社)が出展し、全国の得意先約5200人が事前登録した。
「変わる価値観、応える売場」を掲げたソリューションコーナーでは、平日向けの使い切り献立と洗い物が少ないレシピを示し、献立決めと後片付けのストレス低減を提案。また、社内の提案型営業コンクールで成果のあった事例として、ふりかけ・瓶詰キャンペーン、名古屋めしエンドを紹介した。コメの在庫が増えていることを受け、関連販売を促した。
グループによる合同企画は韓国にスポットを当てた。伝統的な駄菓子のチョンドゥギやチューイングマシュマロといった人気の菓子、ティーバッグでアレンジした“抹茶ミスル”などを用意。担当者は「菓子は彩り豊かな商品が多く、売場の活性化が期待できる」と説明していた。惣菜向けにはプルコギ焼肉やチャプチェ、サムギョプサルなどを組み合わせた弁当を並べた。
自社ブランドのコーナーは、ハレの日を家庭で楽しむ企画を展開。ホイップクリームとフルーツ缶を載せたクリスマスケーキ、ライスペーパーで巻く生春巻風の恵方巻など、カンピー商品を使ったメニューを試食提供。「ハレの日を家庭で、手軽に安く楽しんでもらいたい」(太田茂治ブランド事業部長)。
また、大陳や消費者プレゼントなど、カンピー70周年キャンペーンの実績を紹介した。
なお、7月の新商品発表会で実施した「注目商品ランキング」の結果が示され、かどや製油の「イゾレッタ」が1位、永谷園の「モコモコバニラ」が2位、日本食研の「食研町食堂 トンテキの素」とヤマモリの「3種のアソート鍋つゆ」が3位だった。
◇ ◇

中村考直専務は会見で、消費環境や今後の取り組みについて次の通り語った。
7、8月の夏商戦は苦戦した。飲料が不振だった一方、嗜好品や調味料は予算に近い数字を確保できた。前半の貯金を維持し着地したい。
今後、価格上昇で生活防衛意識がより強まる。潮目が変わるのを肌で感じる。それに対し、いかに買上げ点数の上がる提案ができるか。改めて得意先の声を聞いて、価値のある提案につなげる。そういうことのできる加藤産業グループでありたい。
