食品卸・德田商店は15日、ホテルニューオータニ鳥取で秋季大展示会を開いた。今回のテーマは「問われる食のダイバーシティ」。德田豪社長は「物価高で購買意欲が減退する中でも、必要とされる商品はある。それらをきちんと提案し“あともう1品”が売れるサポートをしたい」と狙いを話す。
健康、タイパ、コスパといった根強い消費ニーズに加え、非常食やアレルギー対応などのテーマに沿った商品をコーナー化した。
自社ブランド品のマルトクフーズは、ノルウェー産のニシンを使った塩焼、あぶり締めなどを紹介。高騰するサバの代替品として提案する。「お客様の意見を聞いて、今後の商品化を進める」考えだ。
このほどスタートした自社のWEBサイト「SAN’IN TABLE」や、直営の飲食店「元氣亭」を紹介するブースも設けた。サイトではお盆前から11月までの期間、旬に合わせて数種類の梨を販売する。この日は新甘泉(しんかんせん)を試食提供した。德田社長は「メーンターゲットである都会地の30~40代へ向け、どう発信するか」と課題を挙げる。
8月からグループになった、TK吉寅商店が初めて出展した。自社商品や島根・石見地区の地場商品などを紹介。山陰紀行と名付けたコーナーでは、德田商店が扱う商品も一緒に並べ、山陰の問屋として一体感を強調した。なお、今回の展示会には230社が出展し、約500人が来場。午後からは一般の消費者を招待した。
德田社長は上期の状況について「売上高は前年並みを見込む。食品はドライも日配も値上げの影響があり厳しいが、水産は営業がしっかりと売っており好調に推移している」と話した。
