東日本大震災(2011年)以降、被災地へ救援物資として野菜飲料を毎年無償提供しているカゴメは、避難生活では野菜不足が深刻な問題になるため、被災者からも歓迎されている。
同社は備蓄向け商品として「野菜一日これ一本 長期保存用(賞味期間は製造日より5.5年)」「野菜の保存食セット(製造日より5.5年)」「野菜たっぷりスープ(製造日より5.5年)」を専門卸(防災卸)、ホームセンター、ECサイトで展開しており、2025年の出荷実績は、前年の能登半島沖地震の影響(特に「野菜一日これ一本 長期保存用」が拡大)を受けて減少したが、「野菜たっぷりスープ」は前年比118%と拡大した。
今年は各地の天災や報道影響もあり出荷は底堅い傾向で推移。流通からは、「保存できる野菜」の価値に加えて、味覚に関しても高く評価されており、災害時の健康的な食事ニーズの高まりからスープ需要も増えている。
なお、このところ毎年発生する特需への対応として、安定的かつ継続した商品供給を目指し、27年度を目途に製造ラインの拡充や商品スペックの見直しを行う予定。更にプラントベースシリーズ(カレー、スタソース、スープ)によるローリングストック提案も強化。常温でも美味しく食べられ、温められない状況でも食べられる特長を活かす。
