加工食品冷凍食品日清食品冷凍「選ばれる理由...

日清食品冷凍「選ばれる理由」伝えるマーケティング 安心感と新価値で成長加速

 日清食品冷凍は、2026年秋冬シーズンに向け、物価高による節約志向が高まる中でも「安心して選べる商品」の提案を強化する。有名店監修商品や長年支持される定番商品の価値向上を通じ、新たな需要創出を図る。

 9月1日に新商品9品、リニューアル6品を発売する。冷凍麺では「冷凍 日清 魁力屋監修 京都背脂醤油ラーメン」を投入。背脂の風味や細めのストレート麺など、店舗の味わいを冷凍食品で再現したほか、「冷凍 日清のどん兵衛」ブランド初となる大盛サイズも展開する。

「冷凍 日清 魁力屋監修 京都背脂醤油ラーメン」
「冷凍 日清 魁力屋監修 京都背脂醤油ラーメン」

 7月30日に開催した新商品発表会で、三島健悟社長は「冷凍食品市場はこの15年間で約2倍、冷凍麺市場は約2.5倍、冷凍ラーメン市場は約3倍に成長し、当社も市場を上回り推移している」と説明。同社の強みとしてブランド力やコンテンツ力を挙げたうえで、今後15年間は生活者起点の商品開発やマーケティングを通じて新たな需要を創出する「冷凍3.0」の時代と位置付け、既存カテゴリーの深耕や新カテゴリー育成、販売接点の拡大に取り組む考えを示した。

 三島社長は冷凍食品の最大の課題について、「おいしくて便利でありながら手に入る場所が限られていること」と指摘。今後もスーパーを重要なチャネルとしつつ、さらなる利用機会の拡大に向けた接点づくりを進めるとした。

 マーケティング方針について、関雅之マーケティング部長兼第1グループプロダクトマネージャーは「物価高でコストパフォーマンスの良さが商品選択の前提となる一方、失敗したくない心理から、人気商品や高評価商品など安心材料を求める傾向が強まっている」と分析。今秋冬は「安心材料で迷わず選べる」をテーマに、テレビCMやウェブ、店頭販促を連動させ、商品の魅力だけでなく、選ばれる理由を伝えるマーケティングを展開する。

 発売15周年を迎える「冷凍 日清もちっと生パスタ」では、主力商品「クリーミーボロネーゼ」を刷新。赤ワインの使用量を増やし、ソースの濃厚感を高めたほか、新商品「同ボンゴレビアンコ」を加えラインアップを拡充する。また、「冷凍 日清の関西風お好み焼」シリーズは、生地や具材を見直し、鉄板で焼いたような香ばしさとふんわりとした食感を高めた。

 「完全メシ」ブランドからは「冷凍 完全メシ 日清まぜ麺亭 台湾まぜそば」を発売。肉そぼろやニラを使用し魚粉のうまみや辛味をきかせた満足感のある一品に仕上げた。“ギルティグルメ”として「冷凍 日清 豚メシ」も投入する。

関連記事

インタビュー特集