先日、生活に困窮する家庭に食品を届けるNPO法人のフードバンク愛知に話を聞いた。物流会社のジェイロジコムがコロナ禍に危機感を抱き19年にNPOを立ち上げ、20年から食材の提供をスタートした。現在は子ども食堂などの団体だけでなく、個人の家庭約3000世帯にも毎月段ボール1つ分の食材を提供している。
▼近年の物価高騰により貧困家庭は増加しており、2週間に1~2本程度だった支援を求める電話は1週間に1~2本程度と確実に増えているという。担当者は「その日食べるものにも困っており、電話越しでも状況が見て取れる」。また、「行政の支援では対応が遅すぎる」とフードバンクの必要性を訴えている。
▼また食品の配送はトラックの隙間を利用することもあるが、大半は宅配業者頼り。物価高騰で配送の負担も増加し、年間で約400万円の赤字になることも。
▼提供する食材も不足している。食品ロス削減にもなるため寄付の協力も常に呼び掛けている。フードバンクは全国にある。あなたの家にも食べきれずに捨てている食品はありませんか。
