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村上農園 次世代農業へ日蘭連携 蘭視察団、伊達の植物工場訪問

オランダ政府らが推進するオランダと日本をつなぐ農業分野の国際連携プロジェクト「NL HortiRoad2Japan」は7月13日、村上農園の北海道伊達生産センターを視察した。

「NL HortiRoad2Japan」は、オランダ政府と企業、研究機関が連携し、日本との農業分野の協力を推進する3か年の官民連携のプロジェクト。地方創生、食料安全保障、持続可能な野菜生産、脱炭素化などを目的に活動している。21人からなる視察団は、気候変動下で優位性が高まる寒冷地・北海道での村上農園の最先端の取り組みを高く評価し、次世代の環境制御型農業の拡大に向けた連携強化を確認した。

村上農園の村上清貴社長は「オランダ企業とはライセンス契約や設備導入などを通じて交流を続けてきた。日本では農業従事者の高齢化や担い手不足が進む中、植物工場の高度化や省力化、生産性向上などの分野で、オランダの先進技術や知見を生かせる可能性は大きい」と期待を寄せた。

最新鋭の植物工場を視察
最新鋭の植物工場を視察

国際的な農業ビジネスプラットフォームであるダッチ・グリーンハウス・デルタのフレデリック・フォッセナー氏は「村上農園がオランダの様々な企業と培ってきたネットワークと先進的な取り組みに敬意を表したい。今回の訪問はこれまでの日蘭の信頼関係をさらに強固なものに引き上げる重要な一歩であり、我々は環境制御型農業の可能性をさらに拡大し、次世代の持続可能な農業を共に切り開けると確信している」と述べた。

駐日オランダ王国大使館農務部農務参事官のデニーズ・ルッツ氏は「事業を大きく成長させ、機能性野菜という新しい分野を切り開かれたことは本当に素晴らしい成果。オランダのコッパートクレス社との協業を大変うれしく思っている。数々の苦労を重ねながらも地元経済に貢献する形で急成長を遂げた姿勢は、農業企業の模範だ。サステナブルな農業という次なる未来をさらに広げようとする村上農園の挑戦に、再び強く心を動かされている」と強調した。

視察後には伊達市の堀井敬太市長や地元生産者、村上農園による意見交換会が開催された。堀井市長は「伊達市は北海道でいち早く集団的な農業を始めた歴史を持つ場所。現在も恵まれた気候や自然環境を生かした野菜産地として発展している。村上農園をはじめ、様々な農業技術やノウハウを持つ農業法人が進出している。今後も既存の生産者を支援しながら、法人と地域農業が共に活性化する取り組み、持続可能なまちづくりを進めたい」と抱負を述べた。

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