6月も終わり、今年も残すところ半分になった。折り返し点で上半期を振り返ると、やり残した仕事があるのも気が重いしイラン情勢による資材値上げが業界に及ぼす影響も気がかりだ。
▼仕事絡みだけではない。1か月前に腰痛が再発した。これこそ気が重い。忘れた時にやってくる旧友の便りのようであり、節制しないし運動もしない自堕落な生活を叱責する両親のようでもある。
▼痛む体を引きずりながら先日、新国立劇場バレエ団の「白鳥の湖」を鑑賞した。芸術監督の吉田都さんは現役時代から応援しているので彼女がかかわる舞台には足が向いてしまう。都さんは全盛期にロイヤルでプリンシパルだったが、7年前股関節を痛めて引退した。
▼全身をミリ単位でコントロールして表現するため、彼女は生活のすべてを体のケアに費やしたという。真似できるものではないが、これを思い出すとバレエ鑑賞は楽しいが、いつも身につまされる。腰はまだ痛いが、前向きに。当たり前の動作ができない不自由さからも新しい発見、新しい発想が生まれる。その前に反省が大事だが。

