ファミリーマートは、性の多様性やLGBTQなどを意味する6色のレインボーカラーのパッケージの商品や販促物を展開する「We are “Rainbow”」キャンペーンを開始し、企業間の垣根を越えてLGBTQへの理解促進の輪を広げていく。
5月26日、取材に応じたファミリーマートマーケティング本部サステナビリティ推進部ソーシャルグッド推進グループの前田結実子氏は「思いを同じくする企業さまと連携することで、色々な人が応援していることが視覚的にもわかり、LGBTQ当事者の方の心強さや知らなかった方の関心につながる。社内の組織風土の活性化も期待している」と力を込める。

同キャンペーンは昨年、コカ・コーラボトラーズ ジャパン(CCBJI)、チェリオジャパン、クリートの3社との共同で初開催した。
今年はキリンビールおよびブルックリン・ブルワリーもこの活動に賛同し、ファミリーマートを含め計6社で取り組む。
LGBTQの権利や性の多様性を祝い、差別や偏見のない社会を目指す「プライド月間」と呼ばれる6月に向け、5月26日にキャンペーンをスタートした。
商品の売り上げの一部はLGBTQの支援に取り組む認定NPO法人ReBitへ寄付する。
「2021年から販売しているレインボーカラーパッケージの『ファミチキ』をはじめ、何気なく、日常の中でLGBTQの理解者・支援者であるALLY(アライ)の輪を広げる手法として展開していく」と語る。

CCBJIは東京都内のファミリーマートで、「コカ・コーラ」(500ml)の購入者に数量限定の「ぷっくりシール」をプレゼントするキャンペーンを6月8日まで実施する。
シールのデザインは、ファミリーマート・CCBJIのALLY社員が意見交換と約2600人の社員投票を経て昨年決められたキャンペーンビジュアルを踏襲している。
加えて、同じデザインのシールをマルチコピー機でプリントできるサービスを、今年12月31日まで全国のファミリーマートで展開。
CCBJI人事・総務本部人材&組織開発部DE&I課課長の林真伸氏は「昨年も当社の製品とシールを多くの方に手に取っていただき、当社の活動を知っていただくきっかけになった。今年はシールの全国展開や、新たな企業さまの参画など活動がさらに大きくなった」と語る。
キリンビールは、ブルックリン・ブルワリーが2017年からアメリカで販売している「The Stonewall Inn IPA」を日本で初めて数量限定で発売。
キリンビール事業部主務兼ブルックリンブルワリー・ジャパンコマーシャルディレクターの山田あよん氏は同商品について「プライド運動が始まるきっかけとなった、ニューヨークにある多様性を象徴するバーのストーンウォールインの公式ビール。『We are “Rainbow”』のお取り組みは、まさに私たちが広げたい価値や思いにぴったりだと感じ参画に至った」と説明する。
ブルックリンブルワリー・ジャパンアカウントマネージャーの仁保麗氏は「企画を通じて、ビールではリーチできないお客様にもメッセージを届けられる。一人ひとりの個性が輝きつつ集まることで、より大きな力になるというこの企画自体も多様性の本質だと思っている」と述べる。
チェリオジャパンは、レインボーカラーのパッケージが鮮やかな「ライフガードレインボー」を展開。
クリートは、3個重ねるとレインボーカラーになるキューブ型のグミ「レインボーキューブグミ」を販売している。
いずれも5月26日から発売しており、数量限定のためなくなり次第終了となる。



