国内最大規模3600万人のパネル&データを有し、マーケティングリサーチ事業を展開するマクロミル(本社:東京都港区)は、昨年11月に「中食(惣菜)に対する生活者実態調査」を実施した。全国のマクロミルモニタ2000人(男女20-69歳、性別・年代・未既婚層を人口構成比で割付)を対象にインターネットリサーチを実施。主な調査結果を、2回に分けて紹介する。
■惣菜として思い浮かぶもの(カテゴリー単位/第3想起まで)
「揚げ物」が40%以上で圧倒的トップ。続いて、煮物以外の和風のおかず(9%)、お弁当(7%)。サラダ(同)。惣菜メニューが多様化する中で、カテゴリーサインポスト(象徴的アイテム)として「揚げ物」の役割は健在。その中でも「から揚げ」「コロッケ」が突出しており、特に「から揚げ」は商品力を競い合うことで想起されやすくなっている。
また、メニューではなく、業態を挙げる人も散見され、スーパーやコンビニ、飲食店や宅配など、外食と中食と境界が曖昧になっている様子も。
■「惣菜」の認識範囲
惣菜(店で購入し、店以外の場所で食べる調理済料理)と思う割合では、「店内調理品」「チルドのおかず」が80%以上だったが、「飲食店のテイクアウト」「デリバリー」も60%以上が惣菜と認識。「冷凍食品」も2人に1人が惣菜と認識している。
年代別では、若年・中年層より高齢層の方が「惣菜」の認識範囲が広く、若年・中年層は「手作りか否か」より、売場に規定される印象が伺える。メニューでは、「揚げ物」「おかず」は8割以上、「弁当」「寿司」は6-8割未満、麺類や菓子類は50%以下にとどまった。
■惣菜の購入接点
25年10月に「惣菜」を購入した人のうち、「テイクアウト」の利用は23%。うち「ファーストフード(FF)以外も9%で、FF以外のテイクアウトも浸透し始めている。「ドラッグストア」は15%だが、エリア別では北陸地方が29%と突出しており、地域のチャネル構造の影響もうかがえる。
■テイクアウト「惣菜」の市場規模(推計)
今回の調査から「FF店のテイクアウト」「FF店以外の飲食店のテイクアウト」の市場規模は約0・6兆円規模と推計。惣菜市場規模(日本惣菜協会「惣菜白書」24年11・3兆円、25年11・7兆円)に、これらテイクアウトを含めると、市場は12兆円を超えると推察される。



