カゴメは10日から新ブランド「KAGOME Beyond(カゴメ ビヨンド)」を立ち上げ、第一弾としてオレンジ果汁を使わないオレンジのような味わいを実現した新商品「Beyond オレンジを使っていないオレンジ味の100%ジュー ス」を新発売。同品のユニークなコンセプトを知ってもらうため、10日から15日まで期間限定で渋谷スクランブル交差点に新感覚ショップ「なになに味? JUICE STAND」を開設し、サンプリングしている。
商品はにんじん、りんご、パインアップルなどを独自のブレンド技術によりオレンジ味の野菜・果実100%ジュースを再現。オレンジ果汁の輸入価格が約3倍に高騰する中、危機感を覚えたカゴメ社員が小さな実験を始めたことがきっかけとなった。

ショップ1階ではパッケージをスリープで覆い、中身がわからない状態で1人1本ずつ無料配布。下の階のヒントゾーンでは、オレンジを感じさせるパネルを読んでもらい、何の味かわからない状態で試飲してもらい、来場者に味覚を考えてもらうという設定。同社のマーケティング本部ブランドコミュニケーション部ブランド戦略グループの山口彩夏氏は「オレンジを使わずに商品化したカゴメのブレンド技術の高さを伝えたかった」とし、野菜と果実をミックスして味を組み立てる技術力によりオレンジ味を再現した。
原材料の一つはにんじん。一般のにんじんは土臭いが、「ビヨンド」に使っている黄にんじんはさっぱり感があり、「黃にんじんと果実のミックスが味のポイント」と同社。商品開発本部飲料・食品開発部飲料開発1グループの今井康平主任は「飲み口の再現が難しかったが、甘さや酸っぱさを分解することでオレンジ味のビヨンドが出来上がった」と語っている。


