「一月往ぬる二月逃げる三月去る」というように、今年もすでに2か月が過ぎようとしている。2月決算の小売業はラストスパートを迎え、春商戦に向けて臨戦態勢。首都圏では先週末に春一番が吹き、例年よりも早い春の訪れで賑わいを見せる店がある一方、年度末で姿を消す店舗も。
▼首都圏のダイエー、ピーコックストアが長い歴史に幕を下ろす。かつての王者ダイエーの店舗が関東から消えることに時代の流れと一抹の寂しさを感じる業界人は多い。
▼団塊ジュニア世代の記者にとって、ダイエーは常に身近な存在だった。駅前に輝く上弦の月を象った「D」の旧ロゴは消費の中心であり、当時の熱気は昭和から平成の記憶として深く刻まれている。
▼ダイエーの関東事業はイオンマーケットとともにマックスバリュ関東に統合し、3月から「イオンフードスタイル」として新たなスタートを切る。都内を中心とする好立地に店舗を構える優位性を生かし、イオングループおよびU.S.M.Hとのシナジー最大化により、どのような姿に生まれ変わるか。今後の注目点でもある。

