フルタ製菓の柱の1つである玩具付き菓子の「チョコエッグ」が好調を維持している。
直近では、8月25日に「チョコエッグ」シリーズ累計138弾として新発売した「チョコエッグ(星のカービィ)」が高水準で売れており、10月27日に再販した「チョコエッグ(ピクミン)」も好スタートを切った。
「ピクミン」は、2月に発売開始したところ買占めされるなど想定以上の売れ行きとなり品薄のため販売休止を余儀なくされた。
今回、供給体制を整え、一部の小売店や直営店の「ふるたす」では1人5個までと購入制限を設けることで、より多くの生活者が手に取れるようにした。
「ピクミン」の初動について、10月31日、取材に応じた南開崇宏営業本部次長は「10個入りのインナーカートンで販売すると転売されやすくなってしまうため、バラ売りでお一人5個までと制限させていただいたところ、再販にもかかわらず順調に売れており、改めてコンテンツの力強さが感じられた」と説明する。
「チョコエッグ」は、全世代で楽しめるキャラクターを採用し、デザイン対象となるキャラクターのファンと「チョコエッグ」ファンの両方を獲得して成長を遂げている。
一方、今年新たに立ち上げた「チョコエッグプラス」は、目まぐるしく変わるトレンドに対応すべく大人のマニア心をくすぐる商品展開を意識している。
7月に、バーチャルユーチューバー(VTuber)グループ「にじさんじ」を起用した「チョコエッグプラス」第1弾商品を発売したところ「あっという間に予定数量を完売した」という。
「チョコエッグ」ブランドは「チョコエッグ」「チョコエッグプラス」に加えて、「チョコエッグキッズ」「カラフルエッグチョコ」「ちょこチョコチョコエッグ」の計5種類を取り揃える。
