18.2 C
Tokyo
10.9 C
Osaka
2026 / 02 / 28 土曜日
ログイン
English
飲料嗜好飲料価格改定後も続伸する「バンホーテン」 健康価値が浸透し「ピュアココア」 「バンホーテンの腸活ココア」が受け皿に 片岡物産
KNOWLEDGE WORK 20260303

価格改定後も続伸する「バンホーテン」 健康価値が浸透し「ピュアココア」 「バンホーテンの腸活ココア」が受け皿に 片岡物産

 片岡物産のココアブランド「バンホーテン」が今年3月1日に実施した価格改定後も販売数量・販売金額ともに伸び続けている。

 インテージSRI+ココア1-7月推計販売規模(金額)によると、前年同期比24.8%増を記録した。

 SNSでココアの健康価値が浸透し、「ピュアココア」と機能性表示食品「バンホーテンの腸活ココア」がその受け皿となり成長を牽引したことが大幅増の要因とみられる。

 この中で「バンホーテンの腸活ココア」は、“イヌリンが腸内フローラを改善しお腹の調子を整える”をヘルスクレームにした機能性表示食品でありながら、原材料がココアパウダー・砂糖・食物繊維(イヌリン)とシンプルである点が支持を集めている。

 価格改定による離反も回避。

 同社は3月1日、「バンホーテン」全体で希望小売価格を約10~50%の上昇幅で価格改定を実施した。
 これにより「ピュアココア」の本体価格は500円から710円に、「バンホーテンの快眠ココア」は500円から560円のそれぞれ引き上げられた。
 また、「ミルクココア」は220gから200gに減量し435円から550円に、「ハイカカオ72%」は190gから165gに減量し、500円から635円に改定した。

 一方、「バンホーテンの腸活ココア」は価格を据え置かれた。

 価格改定を実施した中でも、1-7月は「ピュアココア」と「ハイカカオ72%」の需要が堅調だったことに加えて、2024年に前年比1.7倍となった「バンホーテンの腸活ココア」が好調を維持した。

 インテージSRI+ココア1-7月推計販売規模(金額)によると「ピュアココア」は50.7%増、「ハイカカオ72%」が3.2%増、「バンホーテンの腸活ココア」が32.2%増となった。

 「値上げ分以上の販売金額を確保でき、ココアの市況は非常に良い。市況は昨年も良く、価格改定後も落ちずに勢いづいているように感じる」(片岡物産)と振り返る。

 一方、主原料のカカオ豆は依然として高騰し続け収益環境は悪化している。
 高まるコストを吸収すべく、9月1日の出荷分から「バンホーテン」全体で約7~39%の上昇幅で今年2回目の価格改定を実施した。

 これにより本体価格は「ミルクココア」が515円から570円に、「ハイカカオ72%」が635円から790円、「バンホーテンの快眠ココア」は560円から600円、「ピュアココア」は710円から985円にそれぞれ引き上げた。

 3月に価格改定を実施しなかった「バンホーテンの腸活ココア」は200gから160gに減量した上で本体価格を500円から630円に改定した。

関連記事

インタビュー特集

Mizkan フルーティス刷新(後編) 「新・果実体験」を提供 リフレッシュしたい時に

Mizkan(以下ミツカン)は今春、食酢飲料「フルーティス」ブランドをリニューアルした。家庭用では業務用で人気の「シャインマスカット」「あまおう」「白桃」を、家庭用・業務用の双方で「ざくろ」を新発売した。

Mizkanフルーティス刷新(前編) 果実のおいしさが主役の新製法 マーケティング本部 田中菜々美氏に聞く

Mizkan(以下ミツカン)は今春、食酢飲料「フルーティス」ブランドをリニューアルした。

学生が育てるアーモンドの木 明日の社会へ価値循環 デルタインターナショナル×キャンポスブラザーズ

アーモンドの世界的産地である米カリフォルニア州でも、トップクラスの供給量を誇るキャンポスブラザーズ社。日本の販売総代理店を務めるデルタインターナショナルでは、学生の手でアーモンドの木を育てて商品化することを目指す玉川大学の...

原点は休憩中に見上げたキウイ 全国で食材発掘、生産者と企業つなぐ サッポロビールの地域創生事業

 明治9年(1876年)、北海道で新たな産業を興すべく設立された「開拓使麦酒醸造所」をルーツとするサッポロビール。創業150周年を迎える今も、その“開拓”の精神は息づく。ビール会社としての枠にとらわれない発想力を武器に、事業領域拡張の最前線で奮闘する人物に迫った。一次産業を担う各地の生産者と企業のバイヤーをつなぎ、農林水産物の需要創出をサポートするサッポロビールの地域創生事業。その原点は、外食企業のコンサルティングを手がける部署で九州の拠点に配属されていた、一人の担当者のひらめきだった。

カキ養殖の展望を聞く〈前編〉 “殻付き”市場拡大 環境変化と効率化に対応 シーパジャパン・吉本剛宏社長

瀬戸内海で養殖カキが甚大な被害を受け、生鮮市場だけでなく加工メーカーや流通にも影響が及んでいる。こうした中、従来の養殖方法とは異なるシングルシード養殖法が注目されている。