明星食品は9月26日、近隣の千駄谷小学校で社員による出張授業「もぐもぐClassroom」を実施。テーマは「フードロス」。前回6月の講義を踏まえて家庭で実践した取り組みをプレゼンテーションし、社員からのフィードバックを通じて交流も図られた。
CSV経営の一環で推進している地域共創プロジェクト。目的は「地域とのつながりを深め、明星食品のファンを増やすこと」で、今期で4年目を迎えた。
当日は小学5年生の57人が参加。緊張した様子の児童に対し、担任教師は「チャルメラ」が大きくデザインされたTシャツ姿を披露、リラックスさせる場面もみられた。
発表は数人ずつの班に分かれて実施。家庭でできるフードロス対策として、「賞味期限を意識するようにした」「自分が食べられる分だけ取るようにした」「切った後の豆苗を別の容器に移して育てた」「余った魚の骨を揚げて食べた」「フードドライブに寄付した」など様々な事例が披露された。
その後は明星食品の社員が各グループの輪に入ってフィードバックを実施。発表内容や日頃の食にかかわる話題などで活発に交流した。
審査の結果、クラスごとに優秀賞を1組ずつ決定。「チャルメラ」「一平ちゃん」「中華三昧」「麺神(めがみ)」など各ブランド商品の詰め合わせをプレゼントした。
閉会にあたり、柴田昌彦執行役員経営管理本部長が講評。「フードロスの学習を通じて気づきがあったと思う。日々の中で当たり前のことを当たり前と思わずに、一度立ち止まって考えると新しい気づきや発見が生まれる」と子どもらに語った。
今回、同社からは総勢16人が参加。終了後、プロジェクトリーダーでマーケティング本部デザインルームの宮宗耕平課長は「本企画は4年目を迎え、生徒は200人以上、当社社員は60人以上がそれぞれ参加した。今後も地元の原宿や千駄ヶ谷エリアに根付いた企業としての活動を続けていきたい」と話した。