生中華麺の品評会「ラーメンコンペティション日本2025」の審査会がこのほど都内で開催され、全国から選りすぐりの極太麺・中細麺・極細麺・ねり込み麺など84品(37企業)が集まった。
全国製麺協同組合連合会(全麺連)が主催し、今年で4回目。国内産小麦の需要拡大や生中華麺のさらなる品質向上を開催目的としている。
冒頭、鳥居憲夫会長は「国内産小麦は北海道から九州まで50種類以上とバラエティ豊かで、われわれはそれを麺に加工して生活者にお届けしている。品評会で認知が高まり将来的にイベントや通販なども展開できれば」と話した。
審査は製粉業界関係者、ラーメン評論家ら13名で実施。スープなしで麺のみを試食するスタイルで、外観・食感・風味・食味・用途適正・独自性など8項目を10段階評価で採点した。

出品の内訳は国内産小麦100%部門が58点、新設の同70%部門が26点。王道の中細タイプをはじめ、きしめんのような幅広タイプ、生姜・赤しそ・エゴマ・麻炭のねり込み麺など個性豊かな面々が出そろった。
今回の中華麺は東京ビッグサイトで開催された「ラーメン産業展 in JAPAN」で展示。会場では昨年の優秀作品を試食で提供した(写真)。
表彰式は11月5日に「第65回全国製麺業者長崎大会」(会場:ホテルニュー長崎)で行う。