コーセーフーズ「やみつききゅうりの素」 今春リニューアルで売上約2倍に 家飲みや時短ニーズで支持

コーセーフーズ(岐阜県揖斐郡、里村俊介社長)の「やみつききゅうりの素」(12g×3袋、希望小売価格税抜180円)が好調販売を記録している。

同商品は、既存アイテムの「きゅうり漬けの素」を全面リニューアルして今年3月1日に発売。漬け込み時間を大きく短縮したことやシニアの家飲み需要・共働き世帯の食卓のプラス1品といった時短ニーズにマッチしたことで、リニューアル発売以降、約5か月間(3-7月)の売上は前年同期比189%と高い伸びを示している。

「やみつききゅうりの素」はえびみそと米麹の旨味を生かしたピリ辛タイプの味付け。たたいたきゅうりと和えるだけで簡単に完成。副菜やつまみが簡単に出来上がる。

今春のリニューアルでは、従来品では一晩の漬け込み時間が必要だったものを、「漬け込み10分」で完成するスピード調理を実現。きゅうりをたたいて表面積を広げることで、粉末調味料がきゅうりの断面にしっかり絡むため、液体調味料に比べて短時間でも味がなじみやすい。

味についても、海老みそエキスと米麹粉末によるコク深い味わいと、後からじんわり広がる辛味が合わさり、手軽なのに手抜きに見えない本格的な一品となる。

こうした商品設計の見直しにより、健康を意識するシニアの家飲み需要や、忙しい共働き世帯の時短ニーズを獲得。売上伸長につなげている。

きゅうりの日持ちは約1週間と短いが、家庭で余りやすいきゅうりを手軽に美味しく消費できるため、食品ロス削減に貢献できる点もセールスポイントに挙げる。