14.7 C
Tokyo
12.3 C
Osaka
2025 / 11 / 01 土曜日
English
逆光線(コラム)ウナギじゃない!!土用の丑の楽しみ方
〈持続可能性追求するアイルランドの食料生産〉シーフード編①大西洋の自然が育む恵み 海洋資源の保護に重点

ウナギじゃない!!土用の丑の楽しみ方

昨日31日は土用の丑。夏バテ防止にウナギの蒲焼と毎年思うのだが、値段を見て結局手が出ない。今年の稚魚は数十年ぶりの豊漁と聞くが、食用に育つには1年はかかる。来年の値下がりを祈りつつ、同僚記者からもらった「うな蒲(かま)ちゃん」(スギヨ)で晩酌をした。

▼日本のウナギ消費量の99%は天然稚魚からの養殖だ。乱獲により漁獲量は減少しており、「白いダイヤ」とも言われる。昨今、EUがニホンウナギをワシントン条約の対象に加える動きもある。ウナギの輸入に支障が出れば、値下げどころの話ではなくなるか。

▼頼みの綱は完全養殖の実用化。しかし、ニホンウナギの生態は謎に包まれた部分が多く、卵からふ化した仔魚を稚魚に育てるのは至難の業。稚魚の低コスト・大量生産の目途はついておらず、実用化はまだ先の話という。

▼念のため、「うな蒲ちゃん」食後の感想にも触れておこう。「見た目・香りはウナギの蒲焼そのもの。食感は本物には及ばずとも、言われなければ分からない。タレの味も良く全然アリ」で家族全員が一致した。来年もまた、本物は食べられそうにない。

関連記事

インタビュー特集

カゴメ次期社長 奥谷晴信氏 国内、新たな成長軸を模索 国際、M&Aも視野に成長を

カゴメの次期社長(2026年1月1日付)に内定した奥谷晴信現取締役常務執行役員(一部既報)。アジア事業カンパニーやグローバルコンシューマー事業部、国際事業本部などキャリアの多くを国際事業に携わってきたが、21年以降は国内事業でも手腕を発揮。

ウーケ 花畑佳史社長 パックごはん、第4工場が来春本格稼働 国内外に新規拡大増やす

利便性と品質向上により、年々市場を拡大するパックごはん。最近はコメ価格高騰の影響や防災食への利用増加が相まって、需要はさらに伸びている。

明星食品 新提案「麺の明星 主食麺宣言!」 4つの軸の袋麺アレンジで食事性アップ

明星食品は、こだわりの麺技術で開発した商品ラインアップを全面に押し出し、新たに「麺の明星 主食麺宣言!」と銘打ったプロモーションを大々的に展開している。

イチビキ 中村拓也社長 豆みそ・たまりNo.1の矜持を 人口減睨み業務用・海外強化

安永元年(1772年)創業の醸造・食品メーカー、イチビキ。今年6月20日付で同社社長に就いた中村拓也氏は、98年入社。

「大豆ミート」対談 マルコメ・日本製鋼所 次世代型食品へ課題と提言

健康志向が高まり、プラントベースフード(PBF)にも関心が集まる中、2023年9月に大豆ミートメーカー5社が発起人となり、「日本大豆ミート協会」が設立された。

〈持続可能性追求するアイルランドの食料生産〉シーフード編①大西洋の自然が育む恵み 海洋資源の保護に重点

〈持続可能性追求するアイルランドの食料生産〉シーフード編①大西洋の自然が育む恵み 海洋資源の保護に重点