14.6 C
Tokyo
13.3 C
Osaka
2025 / 11 / 22 土曜日
ログイン
English
飲料系飲料ゼリー飲料市場で異彩放つ「inゼリーエネルギー ブドウ糖」 需要一服する冬場に大きく伸長 夏場の販売に匹敵
2025台湾食品調達商談会 in Osaka by 台湾貿易センター

ゼリー飲料市場で異彩放つ「inゼリーエネルギー ブドウ糖」 需要一服する冬場に大きく伸長 夏場の販売に匹敵

 森永製菓の「inゼリーエネルギー ブドウ糖」(ブドウ糖)が冬場に大きく伸長し、冬場の販売規模が夏場の販売規模に匹敵し異彩を放っていることが明らかになった。

 通常、ゼリー飲料の最需要期は夏場で、冬場には需要が一服するとされる。

 5月27日、取材に応じたマーケティング本部健康マーケティング部ゼリーカテゴリーの寺内理恵氏は「『ブドウ糖』の人気をきっかけに、ゼリー飲料が冬でも売れるトレンドが生まれつつあると考えている」と語る。

 「ブドウ糖」は、「考えるためのエネルギー補給」を謳うゼリー飲料。2024年1月にSNSで話題となり、高校生を中心に一気に需要が高まった。
 昨冬も需要増が続き、2024年12月から25年1月の「ブドウ糖」の販売数量は、最盛期である24年7月から8月の販売数量に匹敵するほどに拡大した。

 前期(3月期)は24年1月の話題化の反動が大きく、年間販売数量は前々期の実績を割ったものの、「23年3月期と比較すると100%を超えており、順調に伸びている」。

 継続して高い需要をキープしており、今期に入ってからも好調が続いている。

 現在では、学生以外のユーザーも増えているという。
 「ラムネ味で飲みやすいという理由で飲んでいただいている20代の男性の方もみられる。恐らく、集中したいシーンで『ブドウ糖』を買っていただき、味を気に入られてリピートしているのではないか」と分析する。

関連記事

インタビュー特集

カゴメ次期社長 奥谷晴信氏 国内、新たな成長軸を模索 国際、M&Aも視野に成長を

カゴメの次期社長(2026年1月1日付)に内定した奥谷晴信現取締役常務執行役員(一部既報)。アジア事業カンパニーやグローバルコンシューマー事業部、国際事業本部などキャリアの多くを国際事業に携わってきたが、21年以降は国内事業でも手腕を発揮。

ウーケ 花畑佳史社長 パックごはん、第4工場が来春本格稼働 国内外に新規拡大増やす

利便性と品質向上により、年々市場を拡大するパックごはん。最近はコメ価格高騰の影響や防災食への利用増加が相まって、需要はさらに伸びている。

明星食品 新提案「麺の明星 主食麺宣言!」 4つの軸の袋麺アレンジで食事性アップ

明星食品は、こだわりの麺技術で開発した商品ラインアップを全面に押し出し、新たに「麺の明星 主食麺宣言!」と銘打ったプロモーションを大々的に展開している。

イチビキ 中村拓也社長 豆みそ・たまりNo.1の矜持を 人口減睨み業務用・海外強化

安永元年(1772年)創業の醸造・食品メーカー、イチビキ。今年6月20日付で同社社長に就いた中村拓也氏は、98年入社。

「大豆ミート」対談 マルコメ・日本製鋼所 次世代型食品へ課題と提言

健康志向が高まり、プラントベースフード(PBF)にも関心が集まる中、2023年9月に大豆ミートメーカー5社が発起人となり、「日本大豆ミート協会」が設立された。

〈持続可能性追求するアイルランドの食料生産〉シーフード編①大西洋の自然が育む恵み 海洋資源の保護に重点

〈持続可能性追求するアイルランドの食料生産〉シーフード編①大西洋の自然が育む恵み 海洋資源の保護に重点