ビフィズス菌のパイオニア森永乳業は、「腸からつくるウェルビーイング(身体・精神・社会的に良好な状態)」という考え方のもと、来場者にビフィズス菌の有用性を伝えていく。展示テーマは「ビフィズス菌でスーパーヒューマン」。来場者は、ゲーム等の5つのコンテンツを通して「未来のビフィズス菌の可能性」を楽しみながら学び、ビフィズス菌摂取で進化したスーパーヒューマンを疑似体験できる。会場には、1964年の東京五輪女子バレーボールで金メダルを獲得し、現在はビヒダスヨーグルトの継続摂取で健康維持に努めている83歳の松村好子さんなど2名もスーパーシニアとして不定期で応援に駆け付ける。
森永乳業は1971年に日本で初めて乳製品へのビフィズス菌応用に成功し、現在ビフィズス菌メーカーシェアNo.1。50年以上にわたりビフィズス菌、腸内フローラを研究し、ヒトにすむビフィズス菌の臨床研究論文数は世界1位を誇る。
ビフィズス菌は、主に大腸に棲息し、乳酸や酢酸(短鎖脂肪酸)を生成することで、悪玉菌の増殖を防いで腸内環境を整える働きがある。国内外で多くの研究がなされ、「腸内環境改善」「花粉症の症状緩和」「抗アレルギー」などの研究が報告されるなど、有用性の高さに世界が注目している。
そして、このビフィズス菌摂取で腸から健康になり、ウェルビーイングにつながる価値創造を「もっと多くの方に知っていただきたい」想いが、万博開催地に拠点を構える関西支社の若手社員から上がった。万博開催までの活動では、同支社が中心となり、神戸市学校給食会と協働した出前授業の実施や、「大阪府「10歳若返りプロジェクト」と連携して府内の健康イベントやSNS発信等、腸年齢チェックなどを通してビフィズス菌摂取の価値や重要性を訴求し続けている。

【5つのコンテンツ】
1、「VR腸内クエスト」は、VRゴーグルを着用し、手×声×脳波で戦う未来のシューティングゲーム。
内容は、暴飲暴食等が原因で腸内に悪玉菌帝王が誕生した腸内を舞台に、来場者自身がビフィズス菌となって健康な腸内環境を取り戻すストーリー。ゲームでは①手をかざす、②「ビフィズス菌」と発声する、③脳波、それぞれで攻撃し、悪玉菌を倒す。脳波は耳に付けるイヤホンで検出する。脳と腸はさまざまな経路でつながっている「脳腸相関」にある。
2、「ワタシの腸内チェック」は、最新技術の腸内細菌抗体検査キットを活用し、5種類の代表的な腸内細菌の割合などの腸内細菌検査結果を森永乳業ブースで一人ひとりにフィードバックする。また、ビフィズス菌の多寡を予測して伝え、おすすめ食材などの情報を提供する。自分の腸内細菌を当たり前に知っている未来が体感できる。
3、「腸音波」は、日本初となる腸の音でビフィズス菌を飛ばして攻撃するゲームで、ビフィズス菌で腸内環境を改善し、抗がん剤の効果を高め、がんを消滅させる未来の効果が体験できる。来場者は、ビフィズス菌型の特別な聴診器を腹部下にあて、腸の音からビフィズス菌を発射する。
4、「振れ!スーパーシニアへの道」は、ビフィズス菌摂取で健康寿命が延伸したスーパーシニアになる未来が疑似体験できる。
5、「スーパー美肌ブロック崩し」は、ビフィズス菌摂取で人々が美肌実感する未来をゲームで疑似体験できる。
湯谷太森永乳業万博推進局長は「最新技術を駆使したゲームを通してビフィズス菌ってすごいと思っていただきたい」とし、万博を通して「売場にあるヨーグルトのすべてにビフィズス菌が入っているわけではない。『ビフィズス菌=森永乳業』の認知拡大に努めていきたい」と期待を込めた。

【スーパーシニアアテンダント】
森永乳業のブースには、スーパーヒューマンとも言える2人が応援に駆け付ける。
東洋の魔女と言われ1964年の東京オリンピックで金メダルを獲得した女子バレーボールチームで活躍した半田百合子さん(85歳)と松村好子さん(83歳)で、同ブースのスーパーシニアアテンダントを務め、1日1時間不定期で同社のブースで来場者を迎える。
3月に大阪市内で行った会見で松村さんは「スーパーシニアのスタッフに会えて元気をもらえた と言っていただけるよう、みなさんをお迎えしたい」、半田さんは「若い方など、人生の一筋の道が見つかる万博であってほしい。そのお手伝いができれば。そこにチャレンジしていく」とそれぞれ抱負を話した。
(本紙4月11日掲載分)
