保育園の給食に「だし」 天然素材で子どもの健やかな成長を にんべん

にんべんと、保育所の運営などを手掛けるWITHホールディングス(本社・埼玉県川口市)は、保育園の給食向けに天然由来の素材だけを使っただしパックの導入を進め、4月からWITHグループの全園で使用を始めた。

子どもたちの健やかな成長を支えるため、ナチュラルな素材から作られた「だし」を日常の給食に取り入れる目的。子どもたちが「だし」の味を知ることで、食への関心が高まり、味覚の基礎が育まれることにも期待を寄せる。

WITHグループが採用を決め、使用を始めたのはにんべんが2月28日に発売した業務用だしパック「だしパック・かつお昆布50g×20袋」。国内製造のかつお節、北海道産の昆布を使用しただしパックで、不織布に入っているため、あくがだしへ溶出するのを防ぎ、こす手間が省けること、濃厚な混合だしを簡便にひけることが特徴だ。

だしパックを採用した保育園の担当者からは「子どもたちが食事そのものに対する興味を持つようになった」「『だし』の香りや味に感動した子どもたちが多く、食への関心が高まっているのを感じる」といった声も寄せられている。

にんべんは今後、家庭用の小規格のだしパックの開発も進め、食育活動をさらに拡大する方針だ。