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ミツカングループ 若年層「新たな成長の芽」 新カテゴリー開発に意欲

ミツカングループの2024年度(24年3月~25年2月)決算は、売上・利益ともに過去最高を記録した。

「25年度は中期経営計画に掲げた4つの戦略に沿って具体的な打ち手を着実に行う」(中埜裕子Mizkan Holdings社長)とし、日本では「家庭用調味料市場が縮小していく中で、既存事業と並行し、『ZENB(ゼンブ)』『Fibee(ファイビー)』に続く新カテゴリーの開発を進め、調味料を中心とした強みを生かし、新たな成長の芽となる若年層・単身層といった新規顧客層の獲得を目指す」。

発酵性食物繊維ブランドの「Fibee」は、「新しい成長の芽としてのポテンシャルが見えてきた」(吉永智征Mizkan社長兼CEO)とし、25年度はさらなる販売店の拡大とコミュニケーションを強化。発酵性食物繊維の商品を持つ企業とコンソーシアムを立ち上げ、社員によるライブショッピング、ファンコミュニティ「Fibee腸内会」の運営など様々な施策を行う。「長期的には3~5年後に100億円を目指せるポテンシャルがある」と判断。集合陳列が難しいスーパーよりもコンビニやドラッグでの拡大を図り、若年層の間食需要を掘り起こす。

新しい食生活を提案する「ZENB」事業は好調に推移。「品揃えの拡充により一人当たりの購入金額が上がった」(濱名誠久ZENB JAPAN社長)。「種まきフェーズから勝ちパターンのようなものがみえてきた。ZENBで得た学びを含めて新規事業専門チームを立ち上げたが、ここでは何を作るかが大事であり、きちんとKPIを設定しながら進める」(中埜氏)方針。

前期の業績を振り返って中埜社長は、「過去最高の売上を達成した時こそ、学びを生かしながら変革・挑戦し、次の種をまくことが大事」とし、改めて同社の企業理念の一つ「脚下照顧(きゃっかしょうこ)」の方針を示した。

なお、コメ高騰に伴う納豆への影響について「節約志向の中で相対的に一食当たりの価格が安い納豆の売上は伸びた」。売れ筋の「金のつぶ たれたっぷり!たまご醤油たれ」や「金のつぶ パキッ!とたれ とろっ豆」が売上・数量とも前年を上回り、納豆全体でも過去最高売上となった。「納豆は昔から野菜との相関関係があり、野菜が高くなると納豆が売れる傾向。サラダ代替に健康的な副菜として納豆が寄与したようだ」(吉永氏)。

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