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日清食品「タイシグニチャー」 本場のおいしさを直輸入 「袋麺の新たな定番商品に」

日清食品は、グループの海外事業会社タイ日清から本場の味わいを直輸入する「タイシグニチャー」シリーズの販売を今春から開始した。

うまみの強いガーリックが決め手の「プーパッポンカリー風焼そば」と、フレッシュなハーブとスパイスをきかせた「クリーミートムヤムシュリンプヌードル」の2品。現地ではワンランク上のプレミアム袋麺シリーズとして人気を集めているという。商品を担当するマーケティング部第9グループの和田智佳ブランドマネージャー(BM)は「新商品はパッケージも中身もタイで製造することにこだわった。本場の魅力を五感で楽しんで欲しい」と期待を寄せる。

味わい以外の価値にも着目

和田智佳ブランドマネージャー - 食品新聞 WEB版(食品新聞社)
和田智佳ブランドマネージャー

日本ではタイ、ベトナム、インドネシア、マレーシアなどから輸入するエスニック即席麺の市場が拡大している。過去5年間で輸入金額(財務省貿易統計をもとに集計)は60%以上の伸びをみせた。

一方、日清食品はこれまで「世界のカップヌードル」シリーズとして、「パクチー香るトムヤムクン」や「シンガポール風ラクサ」など、国内製造のエスニック系カップ麺を次々にヒットさせてきた。

和田BMは「日本でエスニック系の味わいは広く受容されており、今後さらに伸びていく」との認識を示しており、「近年人気が高まっている韓国系やエスニック系の即席麺は現地製造の輸入品が中心だ。これらは国内製品より割高でも売れ続けていることが注目材料。ユーザーは味わいだけではない特別な価値も感じているのではないか」と分析する。

「新商品『タイシグニチャー』では、われわれにとって新たなチャレンジとなる直輸入を選択した。やはり現地でしか出すことができない味わいがある。国内製造で表現することはできても、厳密にはスパイスや調味料の違いで味も変わってくる。今回はタイ産に徹底的にこだわった」と商品化の背景を説明する。

現地生産にこだわる

「タイシグニチャー」シリーズの開発にあたってはタイ日清と連携。日本向けで使用できない一部原材料の代替などに苦心しながらも、試行錯誤を重ねて現地とほぼ同じ味わいを実現した。

「プーパッポンカリー風焼そば」(69g)はターメリックなど数種類のスパイスを使用したクリーミーなカレーに、カニのうまみとたまご風のトッピングを加えたソースが特長。ガーリックをきかせた「オリジナルオイル」を混ぜて仕上げると現地で人気の濃厚な味わいが楽しめる。

「クリーミートムヤムシュリンプヌードル」(68g)は、現地で親しまれるトムヤムスープに、魚醤のうまみやライムの酸味、ココナッツシュガーの甘み、さらにはレモングラスやコブミカンの葉、ガランガル、ガーリックなどのフレッシュなハーブとスパイスをきかせた「トムヤムペースト」を加えて仕上げる。2品共通で希望小売価格は148円(税別)。

和田BMは「エスニック系の即席麺市場はまだまだ伸びると予測している。『タイシグニチャー』シリーズは価値を伝えながら着実に販売数量を伸ばし、袋麺カテゴリーの新たな定番商品に育てていきたい」と展望する。

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