7.7 C
Tokyo
5.4 C
Osaka
2025 / 12 / 26 金曜日
ログイン
English
食肉食肉加工品ハム・調理ギフトも「涼」訴求 高価格帯は品揃え3倍へ 伊藤ハム米久HD

ハム・調理ギフトも「涼」訴求 高価格帯は品揃え3倍へ 伊藤ハム米久HD

伊藤ハム米久ホールディングスは、今夏のハム・調理加工食品のギフトで、夏向け冷製メニューに使いやすい「涼」を意識した商品の提案を強化する。ハムをはじめ和食、洋食の各主力ギフトで拡充させた。また、好調の高価格帯(税別6000円以上)ギフトは、以前の約3倍の品揃えで臨む。

ハムや調理食品ギフトでの「涼」を訴求する商品は、「これまではあまり取り組めていなかった」(同社)とするが、今夏の強化については「暑い日が増えている」状況下、「得意先からも要望があり、(商品開発に)涼を意識」した。

涼を訴求する商品は、ハムギフトは「伝承献呈」ブランド等で3品、和食は「賛否両論」ギフトで2品、洋食は田崎真也セレクションで2品と、各カテゴリーの主力ブランドから投入する。

伝承献呈では、夏向け冷製メニューに使いやすいスライスハムやローストビーフなどにオリーブオイルドレッシングが付いて税別3000円、5000円の各セットを販売する。

賛否両論店主・笠原将弘氏監修ギフトは、単品新商品「蒸し鶏の柚子出汁餡150g」や、昨年発売で夏野菜を使用した「鶏肉と彩り野菜のさっぱり煮」などをセットした「夏おすすめ和の涼味セット」(3000円)を提案する。

「至福の洋食 田崎真也セレクション」からは、「初挑戦」(同社)とするペンネやニョッキの単品新商品「完熟トマトとオリーブのペンネ200g」「ニョッキ かぼちゃソース200g」に生ハムやピザなどを加えたセット(5000円)の他、冷製スープセット(3200円)を発売する。

一方、シーズンギフト市場全体は厳しいながらも、昨冬強化した高価格帯商品は「しっかり伸ばせた」とし、主力の「伝承」ブランドは、前年度好調のブロック&スライスセットのラインアップを拡充し、8000円などの価格帯で新セットを発売する他、百貨店向け商品では、「伝承の味」シリーズで税別7000円の新価格帯セットや、田崎真也セレクションと賛否両論ギフトのコラボセットを8000~1万円で提供するなど、高価格帯ギフトの強化を引き続き図っていく。

関連記事

インタビュー特集

米国の認証機関として、米国輸出への総合支援に自信 認証だけでなく、企業の社会的信頼を高める仕組みづくりもサポート ペリージョンソン ホールディング(PJR) 審査登録機関

ペリージョンソン ホールディング(TEL03-5774-9510)は、ISO認証、ビジネスコンサルティング、教育・研修事業を通して顧客のサステナビリティ活動の普及に尽力。

国際的情報豊富な感覚で審査を展開 細分化したフードセクターに精通した審査員多数 SGSジャパン(SGS) 審査登録機関

SGSはスイス・ジュネーブに本拠を置き、試験・検査・認証機関としては世界最大級の規模である。世界115カ国以上に2500以上の事務所と試験所を有し、各産業分野における検査や試験、公的機関により定められた規格の認証などを行っている検査・検証・試験認証のリーディングカンパニーである。

キンレイ「鍋焼うどん」、さらにおいしく進化 自社工場でかつお節を削り出した理由とは 50年のこだわり脈々と

キンレイの冷凍具付き麺「お水がいらない」シリーズが販売好調だ。2010年に立ち上げ、昨24年までに累計2億食以上を販売している。

日本酒「獺祭」輸出4割増 「海外トップブランドが強み」桜井社長

清酒「獺祭」の輸出が世界各国で伸びている。前9月期は総売上高213億円(前年比9%増)のうち、輸出実績(未納税含まず)は79億円、実に4割増だった。

日清オイリオ久野社長 価格改定の早期完遂目指す 家庭用、中長期視点で強化

日清オイリオグループの久野貴久社長は、喫緊の課題として価格改定の早期完遂と、ホームユース(家庭用油)の販売強化に取り組む方針を示した。