6.3 C
Tokyo
2.1 C
Osaka
2026 / 01 / 01 木曜日
ログイン
English
飲料系飲料サントリー「割るだけボスカフェ」を「割るだけクラフトボスカフェ」に刷新したワケ

サントリー「割るだけボスカフェ」を「割るだけクラフトボスカフェ」に刷新したワケ

 サントリー食品インターナショナルは濃縮飲料「割るだけボスカフェ」を「クラフトボス」ブランドの傘下に入れて「割るだけクラフトボスカフェ」へと刷新した。

 3月25日に3フレーバーを発売、4月22日に6フレーバーを発売した。

 「クラフトボス」シリーズの傘下に入れたのは、濃縮コーヒー市場の活性化とユーザー拡大が目的。

 取材に応じたブランドマーケティング本部の三谷京平氏は「近年、濃縮飲料市場全体は伸長しているものの、その中の濃縮コーヒー飲料市場は価格改定の影響や各店頭で並べられる売場にバラツキがみられることなどから成長が鈍化傾向にある」と指摘する。

 濃縮コーヒーの認知拡大や濃縮コーヒー棚の確立に向けて、「クラフトボス」のブランド力を活用する。

 「『クラフトボス』のユーザーであっても、同じ『ボス』ブランドの『割るだけボスカフェ』は知らないという方が多い。“『クラフトボス』はおいしい”というイメージを活かしながら、濃縮タイプのおいしさや利便性を実感していただき、『クラフトボス』シリーズの飲用者をさらに増やしていく」と説明する。

 今後は、「クラフトボス」のペットボトルコーヒーに「割るだけクラフトボスカフェ」のポーションをベタ付けするなど濃縮コーヒーの認知とトライアルを獲得するための施策を予定する。

 コミュニケーションでは、カフェに負けないおいしさを訴求。同社がカフェユーザーを対象に行った調査で、大手カフェチェーンのラテと「割るだけクラフトボスカフェ」のラテの飲み比べを実施したところ、後者に“おいしい”との回答が前者よりも多く寄せられたという。この結果を受け、カフェの味を手軽に楽しめる点をアピールしていく。

関連記事

インタビュー特集

小川珈琲、バリスタ育成とコーヒー産地での活動に先駆的に取り組みブランド力向上 基盤強固に新事業を展開 宇田吉範社長CEOが意欲

9月1日から現職の宇田吉範代表取締役社長/CEOは、バリスタとコーヒー産地での活動に先駆的に取り組み、小川珈琲のブランド力を引き上げた立役者。

米国の認証機関として、米国輸出への総合支援に自信 認証だけでなく、企業の社会的信頼を高める仕組みづくりもサポート ペリージョンソン ホールディング(PJR) 審査登録機関

ペリージョンソン ホールディング(TEL03-5774-9510)は、ISO認証、ビジネスコンサルティング、教育・研修事業を通して顧客のサステナビリティ活動の普及に尽力。

国際的情報豊富な感覚で審査を展開 細分化したフードセクターに精通した審査員多数 SGSジャパン(SGS) 審査登録機関

SGSはスイス・ジュネーブに本拠を置き、試験・検査・認証機関としては世界最大級の規模である。世界115カ国以上に2500以上の事務所と試験所を有し、各産業分野における検査や試験、公的機関により定められた規格の認証などを行っている検査・検証・試験認証のリーディングカンパニーである。

キンレイ「鍋焼うどん」、さらにおいしく進化 自社工場でかつお節を削り出した理由とは 50年のこだわり脈々と

キンレイの冷凍具付き麺「お水がいらない」シリーズが販売好調だ。2010年に立ち上げ、昨24年までに累計2億食以上を販売している。

日本酒「獺祭」輸出4割増 「海外トップブランドが強み」桜井社長

清酒「獺祭」の輸出が世界各国で伸びている。前9月期は総売上高213億円(前年比9%増)のうち、輸出実績(未納税含まず)は79億円、実に4割増だった。