加工食品健康・機能性食品「C1000」ブランド初の...
カナエ モノマテリアルパッケージ

「C1000」ブランド初の大刷新 機能性そのまま、レモンピールエキスでさらにおいしく

ハウスウェルネスフーズは「C1000」ブランドを大刷新する。約30年前のブランド誕生以来の初となる大がかりなリニューアルに踏み切り、新生「C1000」として2月中旬から順次商品を展開している。

クエン酸入りとコラーゲン&ヒアルロン酸入り商品を除いた、旗艦アイテム「ビタミンレモン」を中核とする商品群で嗜好性を強化した点が最大のリニューアルポイント。

取材に応じた山岡潤事業開発二部第一グループマネージャーは「ロングセラーのブランドのため、これまで大幅なリニューアルは行ってこなかったが、それがブランドの活性化を阻害していた側面もあった。“もうひと頑張りしたいとき”といった限定したシーンだけでなく、もう少し日頃から気軽に飲んでいただけるような味わいにした」と語る。

この考えのもと「ビタミンレモン」と「ビタミンゼリーレモン」は、“ビタミンC1000㎎を配合”のコンセプトはそのままに、「ビタミンレモン」史上初めてレモンピールエキスを加えて嗜好性を強めた。

イメージしたのは、レモンを丸ごと搾ったような複雑な味わい。具体的には、レモンの皮と果肉の間にある白いフワフワとした内果皮(アルベド)の味わいを目指した。「現行商品は日常的に飲んでいただくには、甘みの後残りが強すぎてしまうが、ただ甘みをカットしてしまうと独自性が失われてしまう。実際にはアルベドを使用していないが、レモンを搾ったときの果汁、つまり、単調ではない少し複雑味のある飽きにくいレモンの質感をイメージした」と説明する。

「ビタミンゼリーレモン」は、飲みやすさに定評があり手を加えないという選択肢もあったが「ドリンクの方針がしっかり固まったことから完全に足並みを揃えることにした」との考えのもとピールエキスを加えた。

「ビタミンオレンジ」は、ピールエキスを加えずに少しオレンジとしての複雑味をイメージした。

「ビタミンレモン コラーゲン&ヒアルロン酸」はパッケージのみ刷新。

主要商品の中身の大刷新に伴い「ビタミンレモンクエン酸」を除くドリンク全品とのパッケージは、複雑味のあるおいしさも訴求すべく、レモンやオレンジのシズルを大きくあしらった。

その一方で、ビタミンC1000㎎配合の機能的価値を従来通り担保していることも伝えるため「C1000」のブランドロゴを大きくデザインした。

今回のリニューアルに合わせて、さらなる飲用層獲得に向けて新商品「ビタミンレモン ゼロシュガー」を3月10日に発売した。

同商品は、普段は無糖飲料を好むユーザーが、甘みのある飲料を飲みたい時に「C1000」ブランドを選ぶ点に着目して開発された。

「無糖飲料を日常的に飲まれている方が自分へのご褒美として『C1000』を飲まれていることが浮き彫りになったことを受け、それであれば糖類ゼロのものを用意できれば、より気軽に飲んでいただけて、飲用頻度も増え、ビタミンをより積極的に摂取していただけると考えた」と説明する。

幅広い年齢の男女5000人を対象に同社が実施した実態調査によると、「C1000」ブランドや競合商品のユーザーは、他の飲料のユーザーと比べて、砂糖やカロリーを控えるようにする傾向が高かったという。

「C1000」主要商品の大刷新を機に、クエン酸入り商品は主要商品と大別し、機能的価値に特化していく。「クエン酸を多く配合した商品は従来の栄養補給的な飲まれ方を突き詰めていく」との考えを明らかにする。

この考えのもと、機能性表示食品「ビタミンレモンクエン酸」のパッケージを刷新したほか、ビタミンC1000㎎とクエン酸5000㎎を配合した「ビタミンゼリークエン酸5000」を3月10日から新発売している。

山岡潤マネージャー
山岡潤マネージャー

「ビタミンゼリークエン酸5000」は、「C1000」ブランド史上最高の酸っぱさとクエン酸量に仕立てられている。

「クエン酸にフォーカスした商品は、毎日ではなく運動時など“ここぞ”という時に飲んでいただきたい。ゼリーは液体と異なり、飲食時に舌に触れる量が少ないため、クエン酸を多く加えても酸っぱすぎて飲めないということはなく、酸味が好きな方に好まれるはず」と自信をのぞかせる。

コミュニケーション施策については、「いつでもどこでもビタミンCたっぷり」をテーマに動画広告を予定。TVCMの投下は予定していない。新生「C1000」の新しい味わいを試してもらうべく夏前に大規模サンプリングを計画している。

「C1000」の今期(3月期)販売金額はプラスでの着地を見込む。「大手流通さまの新規採用が奏功した」と振り返る。

なお「C1000」ブランドの前身商品となる「プラッシー」は、1958年に武田食品工業より発売された。その後1990年に「C1000タケダ」ブランドが誕生し、その翌年の1991年に「ビタミンレモン」が発売された。

関連記事

インタビュー特集

ごま・きな粉の真誠 冨田博之社長 新領域への挑戦果敢に 「おつまみ」で新たな売場開拓

ごま・きな粉の真誠(愛知県北名古屋市)の25年12月期連結売上高は104億6100万円となった。前年をやや割り込んだものの、価格改定や相場変動で一部原料ごまの価格が軟化したことなどから粗利が改善、営業増益とした。

生産現場が潤う農業を 安定供給と安定価格実現 アムハイドロ・パシフィック ポール・マイルズ社長

気候変動や耕作地の減少、後継者不足など農業が抱える課題は多い。農作物を扱う流通・小売業にとっても、天候に左右されやすい不安定な供給量とそれに合わせた価格の変動など、問題点はいくつも挙げられる。

“お米の新たな発酵食品” 代替肉CoMeat®需要創出に挑む 跡部季子取締役

プロテインクライシスが叫ばれる昨今、キノコなど糸状菌から作られる代替肉(マイコプロテイン)が注目を集めている。2021年設立のアグロルーデンス(佐賀清崇社長)は、お米と麹で作った新たな発酵食品CoMeat®を展開。

Mizkan フルーティス刷新(後編) 「新・果実体験」を提供 リフレッシュしたい時に

Mizkan(以下ミツカン)は今春、食酢飲料「フルーティス」ブランドをリニューアルした。家庭用では業務用で人気の「シャインマスカット」「あまおう」「白桃」を、家庭用・業務用の双方で「ざくろ」を新発売した。

Mizkanフルーティス刷新(前編) 果実のおいしさが主役の新製法 マーケティング本部 田中菜々美氏に聞く

Mizkan(以下ミツカン)は今春、食酢飲料「フルーティス」ブランドをリニューアルした。