10 C
Tokyo
11.1 C
Osaka
2026 / 02 / 02 月曜日
ログイン
English
トップニュース冷凍食品 ワンプレート市場が5年間で7倍に メニュー充実・コスパ◎

冷凍食品 ワンプレート市場が5年間で7倍に メニュー充実・コスパ◎

家庭用冷凍食品で、ごはんやおかずをセットにしたワンプレート商材の拡大が続いている。

24年の市場規模は前年比約5割増、5年前の19年比は約7倍となった。有力メーカーの参入で和洋中のメニューが充実してきたことに加え、直近は物価高を背景にコスパの高さも際立つ。1食400円前後が主流のためコンビニ弁当や外食チェーンと比較して割安感がある。関係各社は「さらなる成長が期待できる有望市場」として注力する。

インテージSRI+データによると、24年1~12月のワンプレート市場は130億円、前年比50.7%増だった。コロナ禍前の19年比は7.2倍と成長が著しい。同社市場アナリストの木地利光氏は「簡便性やメニューの豊富さが特長。主婦層や高齢者層に加え、若年層など幅広い生活者に支持されている。物価高で節約志向が強まる中、400円程度という手ごろな価格帯の商品が多いことも好調要因」と分析。

大手メーカーの営業担当は「コロナ禍の内食特需でトライアルが進み、その後もスーパー等での買い物頻度が減った中、冷凍弁当(セット物)がまとめ買いのニーズにも合致した」と指摘する。

トップメーカーはニップン。ワンプレートは15年から本格展開し、当初は洋風メニュー中心で主婦や若年男性の購入比率が高かったが、18年に和風の「よくばり御膳」を発売しシニアの男女にも購入層が広がった。おいしさ・彩りなどにこだわったメニューを追求し、全16種もの豊富なラインアップが強み。使いやすく環境に配慮した紙トレー入りもポイント。

現在の売れ筋は「よくばり御膳 五目ご飯と鶏と野菜の黒酢あん」「よくばりプレート 和風おろしハンバーグ&香味醤油スパゲッティ」など。

ニッスイは「まんぞくプレート」シリーズが大きく伸長した。昨年春発売の「ふっくらごはんとカツカレー」がヒットし、テレビCMによる認知拡大も進んだ。直近は生産体制を強化し、25年春の新商品「ふっくらごはんとたらと野菜の黒酢あん」を加えた5品でさらなる市場への浸透を図る。

ニチレイフーズは、パーソナルユースを開拓する一環で「三ツ星プレート」シリーズに注力。自家製生パスタ等とこだわりのおかずをセットした「デミグラスハンバーグ&ナポリタン」などをラインアップ。25年春は新商品「オニオンソースハンバーグ&トマトパスタ」を追加し過去最多の7SKUとした。

イートアンドフーズは大阪王将の冷凍中華ワンプレート「楽ラク中華」シリーズを立ち上げ「中華おこわと黒酢肉団子」などを発売。自社工場に新ラインを導入し、外食のノウハウを生かした。

伊藤ハム米久ホールディングスグループの米久は「ラクチン!ほっと Dish」シリーズで「のり弁当」「彩りおむすびセット」などを品揃え。

大手スーパーも売場で展開を強化する。3月21日オープンしたイオンリテールの「そよら入曽駅前」の冷凍食品売場ではリーチイン棚にワンプレートを50品以上並べた。

(3月30日付本紙に「家庭用冷凍食品特集」)

関連記事

インタビュー特集

カキ養殖の展望を聞く〈前編〉 “殻付き”市場拡大 環境変化と効率化に対応 シーパジャパン・吉本剛宏社長

瀬戸内海で養殖カキが甚大な被害を受け、生鮮市場だけでなく加工メーカーや流通にも影響が及んでいる。こうした中、従来の養殖方法とは異なるシングルシード養殖法が注目されている。

繋げる、繋げる、繋げる たこ焼きコミュニケーション足掛かりに TKO・木本武宏さんが次のフェーズへ

STUDIO TAMUROはお笑いコンビ「TKO」木本武宏さんの活動拠点。木下さんの実妹・大岡真裕美さんが代表を務める「オフィスTAMURO」が運営し、トークライブや、YouTube番組作成スタジオとして利用してきた。昨年5月からは新たな活動として、毎月3日だけ営業する「たこ焼き店」がスタートした。

SST=“サミットの仕事が楽しい”へ 新たな競争軸を作る 服部哲也社長

――中期経営計画の進捗はいかがですか。― 服部 「良い×強い=最強」という言葉を掲げた中期経営計画「頂(イタダキ)2025」は、最終年度を1年延長して26年度までとした。

食品産業センター 荒川隆理事長に聞く 「食サス」設立でサステナ課題深掘り フードサプライチェーン全体の連携で

日本の食品産業は、国内外から調達された農畜水産物を原料として、健康で豊かな生活を送るために必要な加工食品を安定的に製造・供給する産業として発展してきた。

小川珈琲、バリスタ育成とコーヒー産地での活動に先駆的に取り組みブランド力向上 基盤強固に新事業を展開 宇田吉範社長CEOが意欲

9月1日から現職の宇田吉範代表取締役社長/CEOは、バリスタとコーヒー産地での活動に先駆的に取り組み、小川珈琲のブランド力を引き上げた立役者。