値上げの春

4月からビールやチューハイなど、多くの酒類で値上げを予定。お花見商戦が本番を迎えるなか、店頭では特設コーナーを設けて値上げ前の駆け込み需要を取り込む動きが活発化している。

▼帝国データバンクの調査では4月からの値上げは4000品目を超える見通し。酒類・飲料のほか調味料、乳製品、菓子など多くのカテゴリーで、新年度からの値上げが予定されている。25年の値上げ品目数は4月時点で、すでに前年の1万2520品目を上回る勢いという。

▼1ドル=150円前後の円安水準が長期化し、輸入原料や資材などモノ由来の値上げに加え、物流費や人件費などサービス価格の上昇による値上げが増加傾向にある。

▼製油業界でも昨年10月に続き、4月から油脂製品の再値上げに踏み切る。大豆・菜種の原料相場はピーク時からは落ち着いてきたが、物流費やユーティリティコストの上昇、世界的なオイル高とミールバリューの低下、新穀菜種の油分低下で搾油採算が悪化している。原料相場の変動だけではない、複合的・構造的な油脂価格上昇への理解を求めている。

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