オイシックス・ラ・大地、シダックスグループのシダックスコントラクトフードサービスは3月3日、東京都品川区のゲートシティ大崎ウエストタワー3階に、職域食堂「雨晴食堂」をオープンした。業務用ミールキットなどを活用する「タイパ給食」のモデル店として運営し、労働力不足、人件費や原材料費の高騰といった給食業界の課題解決を目指す考えだ。
両社は、初の共同プロデュース職域食堂として「雨晴食堂」をオープンした。シダックスが受託運営。オイシックス子会社であるノンピのCSSO(チーフ・サステナビリティ・ストーリー・オフィサー)でYUKIYAMESHIプロデューサーの寺井幸也氏が空間プロデュースなどを担当した。
「雨晴食堂」では、たっぷり野菜の健康メニューとして、20種類以上の野菜が摂れるサラダバーなど、オイシックスの野菜をふんだんに使ったメニューを展開。サステナブルな食材も積極的に活用する。昼も夜も使える食堂として、定番の社食・居酒屋メニューに野菜のおいしさを組み合わせた新しい食堂メニューも展開する。
さらに、オイシックス・ラ・大地取締役執行役員、シダックス取締役でシダックスコントラクトフードサービス社長も務める堤祐輔氏は、オープンに先立ち開いたメディア向け内覧会において、業務用ミールキット、高品質原料を一元管理できるネットワーク、eコマースで磨き上げた食品流通DXを活用したタイパ給食モデルについて言及した。「このモデルを社員食堂、高齢者施設、保育の領域など、様々な領域で展開することにより、給食業界の様々な社会課題を解くことにチャレンジしたい」と語った。
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