明治は、使用済みプラスチックの再資源化事業に取り組む共同出資会社アールプラスジャパン(東京都港区、大竹篤社長)に資本参加すると明らかにした。プラスチック使用量削減に加え、使用済みプラスチックの再資源化も加速させる考えだ。
アールプラスジャパンは、世界で共通のプラスチック課題解決に貢献するため、2020年に包装容器製造、商社、食品企業、銀行など業界の垣根を越えた12社の共同出資で設立。米国のバイオ化学ベンチャー企業アネロテック社とともに効率的な使用済みプラスチックの再資源化技術開発を進めており、資源循環スキームの構築に取り組んでいる。
日本では、ペットボトルを除くプラスチックの多くが燃焼されているという。アールプラスジャパンの新技術では、使用済みプラスチックをベンゼン、エチレンなどの直接原料に戻すため、油化工程を経由する従来技術よりも少ない工程で処理でき、CO2排出量やエネルギー必要量抑制につながることが期待される。
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