日本豆乳協会は初の「豆乳購入状況実態調査」をまとめ、豆乳の摂取状況や購入意向などを明らかにした。一般生活者(10代から60代の男女)1万人および現在の豆乳摂取者約2060人(10代から60代の男女)を対象に、昨年9月にインターネット調査をした。
主な結果は、「豆乳の飲用者は調査対象者の4割。そのうち3年前から現在まで習慣的に飲用している人は73%。その中で『ほぼ毎日』は約87%を占めた」「購入理由は『健康に良いから』71%、『たんぱく質が摂取できる』52%、『気軽に飲めるから』43%、『味が好きだから』41%を占め、健康とたんぱく質摂取を購入理由にしている人は、『無調整豆乳』を購入している傾向」「摂取方法は『そのまま飲む』が65%、『コーヒーや紅茶に入れ、ラテにして飲む』48%、『料理に使用する』34%。『たんぱく質が豊富』が57%で上位を占めた」。
調査結果を踏まえ豆乳協会では「コロナ禍を経て、生活者の健康意識が高まり、『健康に良い』という理由で、豆乳を『そのまま飲む』習慣飲用者が増加傾向にあることが明らかになった。
最近の傾向として、比較的若い層(20~30代)を中心にソイラテ愛飲者が増加傾向にあること、豆乳を習慣的に飲んでいる人は、『無調整豆乳』の愛飲率が高く、豆乳以外の飲料(代替飲料)は検討していない人の割合が高いことも把握できた」としている。
さらに「家庭内における物価上昇等の影響はあるものの、豆乳の有効成分を認知している愛飲者は、継続的に豆乳を摂取する意向が高いこと、若年層を中心にソイラテや豆乳飲料のニーズが高まっているという結果を踏まえ、引き続き、豆乳の特徴や有効成分の認知拡大を図るとともに、様々な種類の豆乳の試飲の機会を創出する活動を積極的に展開していく」としている。