14.2 C
Tokyo
13.1 C
Osaka
2025 / 10 / 31 金曜日
English
加工食品調味料・カレー類愛知県加工用トマト拡大協議会 猛暑が影響し収量減 コーミが機械収穫の成果報告
〈持続可能性追求するアイルランドの食料生産〉シーフード編①大西洋の自然が育む恵み 海洋資源の保護に重点

愛知県加工用トマト拡大協議会 猛暑が影響し収量減 コーミが機械収穫の成果報告

愛知県加工用トマト拡大協議会は11月22日、ホテルアソシア豊橋で第19回の協議会と懇親会を開催した。加工用トマト製品を展開するコーミ(名古屋市東区、川澄亮太社長)、岡本食品(名古屋市南区、岡本嘉久社長)をはじめ、東海農政局、生産者など約80人が参加し、加工用トマトの収穫状況などについて情報交換した。

協議会の川澄亮太会長は「年々気候が厳しくなっており、猛暑や台風などの被害が深刻になっている。世界的に平均気温の上昇を1.5℃未満に抑えていくため、一人ひとりがアクションを起こしていかなければと、一抹の不安を感じる」と話し、日本の食料自給率について「トマトケチャップやトマトジュースなど95%が輸入原料に頼っており、活動によって自給率向上に貢献できるようにスクラムを組んで取り組んでいきたい」とあいさつした。続く表彰では、加工用トマトの生産拡大に寄与した個人、団体に表彰状が贈られた。

24年度の愛知県内の加工用トマトの生産実績では、4~5月に適度な雨で順調に進んだ一方、気温が高く、例年より早く害虫が発生。梅雨入りが遅く期間も短かったうえ、7月以降の猛暑で収量が減少した。

続いて、3年目となるコーミの自社農場の生産についても説明。従業員が通常業務と農業を半々で行う「半農半X」で進めており、今期は初めて機械収穫に挑戦。すべてを機械で収穫する「全自動」を20a、一部を機械で収穫する「半自動」10a、「手取り」10aを平行することで比較し、作業の時短化で成果が得られた。講演では、味の素ヘルシーサプライの堤充史氏が「活かすぜアミノ酸」と題し、植物の生育をサポートするアミノ酸について紹介した。

関連記事

インタビュー特集

カゴメ次期社長 奥谷晴信氏 国内、新たな成長軸を模索 国際、M&Aも視野に成長を

カゴメの次期社長(2026年1月1日付)に内定した奥谷晴信現取締役常務執行役員(一部既報)。アジア事業カンパニーやグローバルコンシューマー事業部、国際事業本部などキャリアの多くを国際事業に携わってきたが、21年以降は国内事業でも手腕を発揮。

ウーケ 花畑佳史社長 パックごはん、第4工場が来春本格稼働 国内外に新規拡大増やす

利便性と品質向上により、年々市場を拡大するパックごはん。最近はコメ価格高騰の影響や防災食への利用増加が相まって、需要はさらに伸びている。

明星食品 新提案「麺の明星 主食麺宣言!」 4つの軸の袋麺アレンジで食事性アップ

明星食品は、こだわりの麺技術で開発した商品ラインアップを全面に押し出し、新たに「麺の明星 主食麺宣言!」と銘打ったプロモーションを大々的に展開している。

イチビキ 中村拓也社長 豆みそ・たまりNo.1の矜持を 人口減睨み業務用・海外強化

安永元年(1772年)創業の醸造・食品メーカー、イチビキ。今年6月20日付で同社社長に就いた中村拓也氏は、98年入社。

「大豆ミート」対談 マルコメ・日本製鋼所 次世代型食品へ課題と提言

健康志向が高まり、プラントベースフード(PBF)にも関心が集まる中、2023年9月に大豆ミートメーカー5社が発起人となり、「日本大豆ミート協会」が設立された。

〈持続可能性追求するアイルランドの食料生産〉シーフード編①大西洋の自然が育む恵み 海洋資源の保護に重点

〈持続可能性追求するアイルランドの食料生産〉シーフード編①大西洋の自然が育む恵み 海洋資源の保護に重点